塩豆さんの添削投稿の古い順の79ページ目
「亡夫に似し汗してよく動く人」の批評
回答者 塩豆
添削した俳句: 亡夫に似し汗してよく動く人
初めましてです。塩豆と申します!
「デイサービス施設で働く人」を思い浮かべるのは難しかったですが、抽象度のやや高い中でも詩としての一定の価値を感じました。
「似る」という状態が存続している訳ですから、意味上は「似し汗」ではなく、「似たる汗」が相応しいと思われます。また、リズムも整えて
亡き夫に似たる汗して動く人
などが自分なりの落とし所と思いました。
「動く人」の部分は例えばヘルパーさんの身に付けているアイテムなどにするのも良いかと思いました。
点数: 0
「添削の礎いずこ蝉時雨」の批評
回答者 塩豆
添削した俳句: 添削の礎いずこ蝉時雨
お久しぶりです。塩豆です。
添削道場というコンテンツの性質上たまに荒れたりするのは仕方ないと思うのですが、ちょっとそれは言い過ぎじゃないのかというコメントや遠回しに貶すような皮肉めいたコメントが最近あまりにも多いですよね。。
ハオニーさんが根底に置かれているという添削における三つの理念、私は良いと思いますよ。特に三つ目は共感しました。何から何まで言ってしまうと相手に消化不良を起こさせてしまいかねません。
私が個人的にコメントをするときに気を付けていることは、なるべく「良かった点」も示すことです。私にとって俳句の価値は減点法式ではなく、基本的には加点方式で文法の破綻や型の逸脱、推敲の余地があれば適宜減点といった感じです。私の個人的な価値観に従えば、やはり自然と一つ一つの俳句の良い点が大抵の場合は言葉にすることぐらいはできるのです。確かに、特に初心者の俳句においては減点の対象になる点が多い俳句を発表される場合もあると思うのですが、同時に加点対象となる点もあることも多いです。そういった点もちゃんとお互いに言ってやる事によって、雰囲気の良い添削道場が実現するのではないかと考えます。また、単に雰囲気の問題だけでなく、実際俳句において自分の弱点だけでなく同様に強みを理解しておくことも大事と思うのです。
後は利用者一人一人の道徳観が大事と思います。
適切な言葉をちゃんと選ぶとか、議論することはあっても攻撃はしないとか――。
当たり前のことを当たり前のようにできる全ての利用者であって欲しいと私は思ってやまないです。
点数: 8
「電線にむく整然と騒然と」の批評
回答者 塩豆
添削した俳句: 電線にむく整然と騒然と
塩豆です。よろしくお願いします。
貴方の俳号が示す通り、練度をあげられたのかなという印象を受けました。
言葉の定義から「整然と」して尚且つ「騒然と」している状態が存在しうるかは微妙なところですが、この俳句の凄みはこのよくわからない状態を読み手に共感させるところにあると思います。全ての読み手をそうさせるかどうかは分かりませんが、少なくとも私は納得を致しました。
上五の助詞の「に」は評価する人と「『の』を代用した方がいい」と言う人に別れそうですが私も「に」派です。
助詞の「に」と「むく」の連続が読みずらく、少し気になりました。また、句の内容も考えて、ゴタゴタしたリズムから始めて最後にスッキリさせるというのも一つ方法かなと思いました。そこで、
むく電線に騒然と整然と
という案を提示します。
点数: 1
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