俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1524ページ目

「凍つ川の沈む小石の波動なり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 凍つ川の沈む小石の波動なり

こんにちは。

◆「凍つ」は下二段活用なので、連体形は「凍つる」。上五は「凍つる川」にしないと繋がりません。

◆小さいことを大きく表現するというテクニックはある、ということを前提としながら「波動」には違和感が残りました。
 ふたつ理由が考えられまして、
 ひとつめ。
「波動」という固いフレーズ+「なり」を使う効果。前半といまいち噛み合っていない気がしています。
 ふたつめ。
 目視できる「波動」は水面。「沈む小石」はもう水中にある石。波動とはあまり関係なく感じます。「さっき水面に落ちた小石」かなあ・・・と。

季語「凍つ」をもう少し生かしたいところですね。とすると「波動」に注目しすぎない方がよいかもです。なので下五を季語にして・・

・小石にも波動のちから川凍つる

点数: 2

「左利き左に集う忘年会」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 左利き左に集う忘年会

こんにちは。

発見の面白い句だと思います。

◆「集う」のわずかな説明感
◆「忘年会」という季語の選択と、季語を説明する形の句形
これらがベストかどうか。
すぐには考え付きませんでした。突き詰めればなにかアイデアが出てくるかもしれませんが、このままでもよいと思います。

点数: 1

「柚子浮かべ湯浴みしながら一句詠む」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 柚子浮かべ湯浴みしながら一句詠む

こんにちは。

お悩みお察しします。俳句は「報告」よりも「詩」で、どこに感動ポイントや面白さ(≠お笑い)を置くか、だと思います。

御句、句材は悪くないので、

自分の周囲の「出来事」から俳句を作るなら
1.報告文になりそうな箇所の語順をずらす。特に季語は立てる
2.出来事の感動ポイントを探して焦点を当てる
 可能な範囲で「コト」より「映像」
3.季語の力を借りる。季語を信じる。季語を説明しない
4.感動させるために微量の「真実ではないこと」を混ぜてみる(「ありうべき嘘」と呼んでいます)
5.情報は簡潔に。同じことを繰り返すと説明っぽくなる。捨てるべきは捨てる。

あたりが、私が出来事俳句で気にしているポイントで、技術でカバーできる範囲ではないかと思います。逆に言えば、技術を磨くと、そこそこの句ができるようになってきます。

たとえば御句なら「柚子湯」「湯の中で作句」あたりが句材でしょうか
◆季語「柚子湯」をそれ以上説明しない(3)
◆「湯浴みしながら」は説明っぽいので、言い方を変えるか省略したい(1)
◆「一句」とあれば「詠む」が要らないかもしれません(5)要るかもしれませんのでこれは句による感じです。

で、(2)(4)の要素も入ってきますが

・柚子湯して俳句の中にいる心地

たとえばこんな感じです。

潮時とか言ってちょっと休憩をとってみるのもいいかもしれません。休憩したいときに休憩して、戻れるときに戻ればよいと思います。

点数: 2

「春光の焦る心は蕾かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 春光の焦る心は蕾かな

我天才也さま、はじめまして。大胆な俳号ですね
3句一気出し!精力的ですね。

自称天才さまにコメントするのは恐れ多いのですが、「厳しくしてください」ということなので、それなりに。

◆春光の焦る心は蕾かな

①全体的に「漠然と比喩(例え)で表現する」という癖があるように感じます。

まず俳句に限りませんが、日本語は大抵「比喩だけではわからない」です。
「受験生」を想像させたいなら「受験生」と書かなければ伝わりません。比喩(例え)だけでわからせるのは「連想ゲーム」ですかねえ・・?
「かけことば」も、川柳や狂歌・平安の和歌はともかく、短歌や俳句では効果が薄いことが多いですし、難しいです。

②上のように「受験生」と「蕾」をかけてしまったのがそもそもあまり良くないのですが、「焦る心は蕾かな」の意味がとりにくいです。
人間がいて「蕾」という比喩をしているのか?
それとも目の前に存在する「蕾」を擬人化(人間として見る比喩の一種)しているのか?
迷ってしまいました。
実際は「かけことば」両方なので、中途半端に成功はしているのですが。

③「春光」は「春の光景・風景」の季語で、「春の日差し」として使うのは本来誤用です。
「春の日差し」と誤用で使ってネットに投稿し、俳句の先生のチェックが入らずネットに存在し続け、それを見た誰かが「春の日差し」と思い込む、という悪循環が続いているため、最近は俳人の先生でもわざわざ初学者に指摘する人が減ってきたように思いますが、一応

④「蕾」の花の種類がわからないため、想像がやや難しい。かといって花の種類を特定すると季重なりっぽくなってしまう。「春光」とあるので桜の蕾などを想像していいのかな?と読者が気を使ってしまう感じがあります

かけことばをあきらめて、季語を「受験生」に変えるだけで、それなりの「比喩の句」にはなるのですが

・受験子の焦る心や蕾めく

点数: 1

「冴える朝鉛筆使いスポットライト」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 冴える朝鉛筆使いスポットライト

おはようございます。こちらも「厳しくしてください」ですね。

◆冴える朝鉛筆使いスポットライト

こちらの句、句だけでは意味がわかりませんでした。コメントを読んで理解。

⑤「冴える朝/鉛筆使い/スポットライト」
実質の三段切れです。
「鉛筆を使って、スポットライト(が当たった)」と続いている意味なのはコメントを読んでわかりましたが、二つの文章を語尾連用形で繋いでいるだけで、実質切れていますね
三段切れはリズムが悪くなり、意味もわかりづらくなりがち。俳句として不利、だと思ってください。

⑥下五の七音「スポットライト」この字余りが、けっこう句を損させているようです。字余りは計算して入れた方がいいです。
字余りするなら上五が無難、という技術がありますが今回は省略。

・鉛筆にスポットライト冴ゆる朝

↑助詞「に」の力を借りて三段切れをなくしました。
俳句は十七音しかないので、今回は「使う」まで入りませんでした。言おうとしていることを全部入れない方がよいことがある、というのは俳句あるあるです。

点数: 1

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