「扇風機の首振り眺む朝十時」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 扇風機の首振り眺む朝十時
おはようございます。はじめまして。よろしくお願いします。
俳句としてはまあまあできておりまして、ご本人が完成形だと思えば完成形です。
特に大きくダメなところはありません。
上六字余りの形も自然にできています。この「の」を外すと三段切れになるので、字余りは必要ですね。
◆一つだけ、指摘されやすい箇所があります。
「眺む」・・誰かが(作者が)扇風機を見ているから俳句に「扇風機の首振り」と描いているので、この「眺む」という説明はなくても通じます。
「敢えて【眺む】と言うことに意味がある」という考え方もありますが、省略しても受け取る風景が変わりません。
こういう時は、省略して音数を節約してさらに「扇風機」「朝十時」の風景を足していく、というのが最近の流行りではあります。
上の件以外に、「扇風機」と言えば「首振り」も、省略して受け手に想像させることは可能かもしれません。こちらは「【扇風機の首振り】こそがこの句の主役だ」と考えるならば強調することも可能です。
・扇風機カチリ朝十時の目覚め
・扇風機の回る朝十時の窓辺
・扇風機の羽根や赤子の朝十時
・朝十時より首を振る扇風機
・扇風機朝から首を振りにけり
点数: 3
