「オリーブの実残るグラス君去りぬ」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: オリーブの実残るグラス君去りぬ
こんばんは。
確かに「オリーブの実」に季節感がありません。風景を彩ってはいますが、単なる小道具になってしまっていると思います。
「君去りぬ」で句の答えを全てを出してしまっています。この下五を言わないことで受け手に委ねられそうなので、ここに季語を入れてみるのはどうでしょうか?
・オリーブの残るマティーニ星月夜
点数: 3
回答者 イサク
添削した俳句: オリーブの実残るグラス君去りぬ
こんばんは。
確かに「オリーブの実」に季節感がありません。風景を彩ってはいますが、単なる小道具になってしまっていると思います。
「君去りぬ」で句の答えを全てを出してしまっています。この下五を言わないことで受け手に委ねられそうなので、ここに季語を入れてみるのはどうでしょうか?
・オリーブの残るマティーニ星月夜
点数: 3
回答者 イサク
添削した俳句: 追憶の声のやうなる秋風鈴
おはようございます。
なおじい様と負乗様のやりとりが楽しそうなので参加です。
「追憶の声」が具体的な映像ではなく、受け手に負担がかかるところで、さらに「のような」という比喩にしているので、ふわっとしすぎるのではないかなあ?
と、なおじい様は言いたいのかと。
違ってたらすみません。
なので、たとえば「秋風鈴の音は追憶の声だ」と断定してしまいましょうか。
・秋風鈴鳴る追憶の声として
あるいは、距離を少し離して二物にします。
・追憶の声はやさしき秋風鈴
どうでしょ?
点数: 3
回答者 イサク
添削した俳句: 秋桜さやけき朝の乱れ髪
おはようございます、からの朝からこちらの投句は気づいていたのですが、なにぶん超繁忙期にて空き時間でまとめていたら夜になりましたこんばんは。
偉そうに発言すると自分の結果が出なくなりがちな癖があるので、コメントを控えめにしたいところなのですが、卓鐘様のお気持ちに応えて通常運転・・・ああ全ボツ怖い。
すでにいろいろ出てますね。他の方と重なるところもあると思います。
◆最初に気になったのは上五です。
敢えて傍題を用いた意図は汲めませんでした。
主題季語の持つ力と切れ字「や」の持つ力。どちらを考えても、この内容で私なら「コスモスや」の入りになりそうです。
◆「さやけき」と「乱れ髪」の作為。
時間情報「朝の」も要一考と感じています。
「さやけき」この使い方で季重なりとは思いませんでしたが、季語「爽やか」とは異なる「さやけし」の意味【はっきりしていて明らかである。 あざやかである。明るく清らかである。】を中七冒頭で出して、連体形で「朝」につなぐという流れ。「コスモス」を信じて「朝」ならば「さやけき」は言い過ぎかも。
「乱れ髪」の作為臭は他の方からも出ています。そして「朝の乱れ髪」なので後朝を思い起こさせますね。
ここで、鑑賞に迷いが出ました。髪は風で乱れたのか、別の理由で乱れたのか。
卓鐘様の出したい風景はキャッチできていない気がします。
と、ここまで書いて気づきましたが「さやけき」が戻って「秋桜」にかかるならば上五「や」切れはできないのですね。ですがそれなら「秋桜さやけし」と切った方がいいかなあ・・・
ポスト掲載句の方は「木偶の坊」との取り合わせが良いと思います。
げば様のコメント通り、中七「野」「風」「行く」これらの単語のブラッシュアップで「木偶の坊」が自分か他人か、自虐なのか理由あっての「木偶」なのか、そこまで引き寄せられそうな気がします。
点数: 3
回答者 イサク
添削した俳句: 名月や旅に出てこそ輝けり
こんばんは。
「や」切れではなく、格助詞の「が」のような意味で使って語調を整えるような用法があるので、この使い方も間違いではないです。主語の強調のような使い方で、この場合上五では切れません。「名月」を強調しつつ繋がっていきます。
御句、
どちらかといえば、中七下五の理屈っぽさが気になりました。作者の主張が前面に出すぎているような感じで、旅に出てもいないのに「旅先の方がいいのだよ」と言っているような雰囲気を感じます。
旅先なら旅先と書いた方が良いかと思いました。
先の方の言ってらっしゃる「こそ」があるので係り結び、というのも風情があってよいかもですね。
・名月や旅の地にこそ輝けれ
原句の「旅に出てこそ」、提案句の「旅の地」をもう少し具体性のある映像にした方がよい、とは思っています。
ここは作者の実景に寄せるか、リアリティのある措辞を工夫するか、ですね。
・峠路に名月なほも輝けり
点数: 3
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