俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1419ページ目

「出会わなければ良かったの冬牡丹」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 出会わなければ良かったの冬牡丹

こんばんは。

なぜ上五季語にしなかったのでしょう?という疑問が・・

・冬牡丹出会わなければ良かったの

点数: 4

「ふたつみつ丸あれば佳し年の暮」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: ふたつみつ丸あれば佳し年の暮

それぞれの○となるなり年の暮

ここからは全ボツの恐怖に怯えつつ、げば師匠に佳作の入り方を学ばねば。

点数: 4

「着ぶくれの隙間を抜ける深呼吸」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 着ぶくれの隙間を抜ける深呼吸

おはようございます。

御句、コメントなしですと、「着ぶくれの隙間」=「息もできないぐらい着ぶくれていて、息ができるようなわずかな隙間という比喩」と解釈し、「その隙間を抜けるように深呼吸をした」という句だと受け取りました。
コメントを読んで、表記上は切れていないですが「着ぶくれ」「隙間を抜ける」「深呼吸」で意味がぶちぶち切れているように感じます。

◆【着ぶくれの人が、(どこかにある)隙間を着ぶくれたまま抜けて、着ぶくれをしていて暑いから深呼吸した】という、長く言わなければ伝わらない因果のある散文を無理やり十七音にした形ですね。
 表記上の三段切れを回避しようとして、いろいろ大変なことに・・

 説明の最後のオチは「俳句はシンプルに」なのですが、一旦置いておいて。

◆ひとつめ。助詞・表記。
 表記上、「着ぶくれの隙間」と繋がって読めることで「【着ぶくれの隙間】を抜ける」何かがあるのではないか?と読めます。
 「隙間を抜ける深呼吸」こちらも連体形で繋がっていると受け取れるので、【深呼吸が隙間を抜けている】という意味で読めます。
◆ふたつめ。時勢・時間軸。
 「隙間を抜ける」が現在形なので、「隙間を抜けてから深呼吸した」という意味にはとれません。
 せめて接続助詞「て」を挟んで「隙間を抜けて深呼吸」とすれば行為の順番が成立しますが、そもそも時間軸が長すぎて「隙間を抜けて」→「深呼吸する」という行為ふたつを報告するような形になってしまっています。
 この句の場合、季語がモノではなく「着ぶくれ」という状況を表す人事生活季語なので、さらに報告的・・
◆みっつめ。因果。
 上でも書きましたが「着ぶくれているから暑い」「着ぶくれているから隙間を抜けるのが大変」「頑張って隙間を抜けたから暑苦しい」「暑苦しいから深呼吸」など理屈でつながりまくっているのも、詩を出しにくい理由です。
◆よっつめ。「隙間」の説明不足
 この句の「隙間」が何の隙間か。句にある情報からは「着ぶくれの隙間」と思うしかないのですよね・・
 この句の表現したいのが「深呼吸」なら、そもそも「隙間」という単語が要るかどうか?何か他に省略できる者はないか?

ということで、「着ぶくれていて隙間を抜けるのが大変」「着ぶくれていて(大掃除して?暑くなったから?)深呼吸した」など、もう少し要素を分けてシンプルに俳句にした方がいいかと思います。
 自分の行動は報告的になりやすいですし、因果は説明的になりやすいですが・・・ご本人でさらに一工夫してみてください。

・着ぶくれて倉庫の隙間引っ掛かり
・着ぶくれや倉庫を出でてひと呼吸

点数: 4

「ネット越しラケット抱え御慶言う」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: ネット越しラケット抱え御慶言う

こんばんは。

「ネット越し」「ラケット抱え」という情報を両方入れようとすると、やや説明臭くなるように感じます。どっちかだけ・・
と言いたいところですか、
確かにネット単独の場合は誤読は避けなければいけませんね。御句の組み合わせならラケットがあるのでインターネットの誤読はないと思いますが。

初心者としては

・ラケットを抱えて御慶言いにけり
・ラケットを抱えてをりぬ御慶かな

ぐらいから、かなあ?

点数: 4

「五日からただ繰り返すおめでとう」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 五日からただ繰り返すおめでとう

こんにちは。

一見して、
すごく良い素材を見つけていると思います!
日常のなにげない場面を切り取る。俳句の基本です!

それも、諧謔と季節性のある行動で、「客観的観察」もできていると思います。

上五「五日から」という言い方で、季語の「五日」がやや弱くなっていると感じたので、語順変更と、切れ字を入れてみたくなりました。

・「おめでとう」ただ繰り返す五日かな

観察力は俳句を作るための大いなる武器になります。
次もお待ちしています!

点数: 4

イサクさんの俳句添削依頼

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