俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1417ページ目

「雪降るや道なき道を歩きをり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 雪降るや道なき道を歩きをり

こんにちは。

テクニック論ですが、三大切れ字には参加してませんが、「をり」にはそれなりに強い切れがありますので、「や」と同居させるときは注意が必要です。

あと、「雪降る」→「道なき道になる」というところに時間の経過がありそうなので、「すでに道なき道となっている」となると「や」切れを使うのは難しいかもしれません。

・雪つもる道なき道を歩きけり
・雪降りて道なき道となりにけり
・雪降るや道を道なき道として

点数: 4

「来年はもっと欲しいなお年玉」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 来年はもっと欲しいなお年玉

こんにちは。はじめまして。
お若い方ですかね?

アドバイスということですが、
俳句はスポーツと同じで、「そこそこ楽しめればいい」のか、「それなりに上手いと言われたい」のかでアドバイスが変わるものだと思います。

そこそこ楽しめればいい、のでしたらこの句は大きく間違ってはいません。
五七五の形で、季語は「お年玉」で、成立しています。
(前の句「雪降って外ではしゃぐ子供達」は、真ん中が六音しかない【字足らず】でした。こま爺様の説明が正しいです)

ある程度上手くなりたい、のでしたら、多少厳しくなります。
◆この句は日記・感想文のようです。
 俳句という【詩】としてどうか?という状態です。
 季語「お年玉」に対して「もっと欲しい」という自分の感想を述べているだけで、お年玉以外の映像が想像できません。
◆その感想に内容も「来年はもっと欲しい」という、かなり当たり前のことを述べているだけで、作者の独創性が少ないです。
 言い方を変えると「他の誰でも考え付くような内容」です。
 小説やマンガなどと同じで「昔誰かが考えたような内容」の俳句は、魅力が薄いのです。

ということで、
俳句業界では、初心者向けの作り方として、「季語」に対して「季語とは関係ない内容」をくっつける作り方を推奨されています。そうすると「当たり前」や「季語から誰でも思いつく内容」や「季語の感想」にはなりにくいので・・

・ばあちゃんの厚い化粧やお年玉
 正月に久々に会う祖母が厚化粧だと思った、となりませんか?

・ラーメンのスープ飲み干すお年玉
 お年玉なので、正月から家族でインスタントラーメンを食べているんでしょうか?

という感じです。
俳句の解説をするサイトも増えているので、勉強する気があれば、まずはそこから。
真面目にやるのでしたら本を買ってみることをお勧めします。

点数: 4

「YouTubeこたつで寝落ち午前二時」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: YouTubeこたつで寝落ち午前二時

おはようございます。

◆三段切れになっていますし、要素が多いのだと思います。
◆【Youtubeを見ていて寝落ち】を主体として言いたいのであれば「午前二時」が省略可能です。そして、夜に寝落ちするのは普通だと思えば夜の時間情報はあまり要らないかもですね。
◆「自分の寝落ちした瞬間」は観察できない(寝落ちしていた、と後で気付くことはできます)ので、このままでは理屈の俳句になりそうですね。
 「子、妻、夫が寝落ちしている」という俳句はいくつか見たことはあります。
◆「午前二時」を「寝落ちした瞬間」とするか「寝落ちしていて起きた瞬間」とするか、という諧謔の描写ができるならば、時間情報も生きてくるように思います。

あまり季節感のないネタ俳句なので、このままでいいといえばこのままです。

めでかや様は他の方の句へのコメントでは鋭い指摘をしている気がしますが、どうも自句は詰め込みになって報告的になり、生かせてないような?(コメントしてませんが車のオプション句も姿見の句も)

点数: 4

「カーテンは部屋に吊り干し春日和」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: カーテンは部屋に吊り干し春日和

こんばんは。

簡潔さはいいところまで来ていると思います。

報告にしない方法として、「理由」を入れない、というのはあります。
「春日和(晴れている)だから干した」という季語の理由付けっぽい点、が気になりました。
あとは、上五中七が、語順のせいもあって「吊り干しをしました」という散文っぽくなっているのも気になりますが、ここは措辞の整理かな?

映像を説明するなら
・カーテンを干すカーテンレール春の昼 (上五を八音の字余り)

好みとしてはもう少し省略したいです。
・カーテンをカーテンのまま干して春

点数: 4

「校門へぴょんぴょん跳ねるランドセル」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 校門へぴょんぴょん跳ねるランドセル

横から失礼します。

わたしの場合ですが、季語については、基本的にはインターネットで誰かが「季語」と言っていても、知らない季語は自分で歳時記を調べるようにしています。
インターネットには勘違いや思い込み、無責任に「季語となるでしょう」みたいな書き込みが多数あるようです。
句を作る側としては、自分で調べもしないでその人たちのせいにもできませんし。

唯一「きごさい」という歳時記のサイトについて、監修とは言わないまでも数名の俳人が見ている様子があるので、手元に歳時記がないときの参考として使っています。
ただ基本はずっと、監修者(=責任者)のある本の歳時記と、解説文・例句です。

点数: 4

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