俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の高い順の1415ページ目

「一冊の本で冒険いってきます」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 一冊の本で冒険いってきます

おはようございます。はじめまして。よろしくお願いします。

一句だけ上手く出来てるのにあとイマイチ、という人が多発するのが俳句です。一句だけではなかなかセンスはわかりません。

ただ、少なくともこの句にリズム感はありますし、意味もわかります。無季俳句としてなら、最低限のことはできています(それすらできない人も多くいます)。そういう視点では、センスはないわけではなさそうです。

たとえば上五に季語を入れて

・冬籠本で冒険行ってきます
・炬燵猫本で冒険行ってきます

ぐらいで俳句としては成立しますし、がっつり作り替えもできます。センスとは、そういうことを継続的にできるかどうか、だと思います。
どんなジャンルでも、多少の上手い下手はあっても、結局は継続的に努力できるもん勝ちと思ってます。
だから、読むのも作るのも俳句を楽しめる人間が、上達も早いようです。

せっかくなら楽しみましょう!

点数: 0

「落葉は茶色黄色が一葉いづこから」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 落葉は茶色黄色が一葉いづこから

おはようございます。

主となる題材が「いっぱいある葉っぱのうちの一つの黄色い葉」という広い風景なのか、「黄色い葉っぱの一枚がどこから来たのか」という気持ちなのかで、作り方が変わると思います。
この句は両方入れようとして、ちょっと窮屈になっているのかと思います。

佐渡爺様とげばげば様が「いづこから」を使ってますので、広い風景の方で提案句。

・落葉山黄色ひと葉の混ぢりけり

点数: 0

「さねかずら褪せたフェンスに売地あり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: さねかずら褪せたフェンスに売地あり

こんにちは。
ボケとして乗っかってもいいのですが、俳号とフェンスは特に関係がありません。ネタとして確保させていただきます😎

テクニック論ですが、
◆○○に△△(「がある」の省略)の形は散文報告感が出やすいので、この句では「の」かなあ。
◆「褪せた○○」は雰囲気を出そうとする俳人に使われすぎて凡人ワードになってしまっているので、慣れてきたら避けましょう。

で、褪せた問題を置いておけば、登盛満様の語順で「さねかずら」で着地のほうが、とりあわせがまとまりそうですね。

点数: 0

「老父母と居るやすらぎや草の花」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 老父母と居るやすらぎや草の花

かぬまっこ様
今年もありがとうございました。たまに東京俳壇をチェックして「おお」と思っております。
来年もよろしくお願いします。

点数: 0

「三が日早二日目の三日坊主」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 三が日早二日目の三日坊主

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。

一見、コメントを見るまで意味のわからない句でした。
言葉遊びの句ですね。
ふざけすぎというよりも、「自分の頭の中の理屈で作っていて、詩も映像もない」のが問題だと思います。

◆「三が日二日目」という持って回った言い回しは「二日」で済みます。
 この句は「二日の三日坊主」の十音で表せます。
 季語「三が日」が三が日になっておらず、残念な使われ方かと・・
◆「早」が「早くも正月の二日になってしまった」という、惜しむ意味での「早」かと思いきや、コメントを見ると「早くも三日坊主になってしまった」という意味っぽいですね。
 これは「早」を置く場所を失敗しているのでは?
 というか、そもそも俳句として「早」という説明が要るのかどうか?「三日坊主」という単語に「早い」という意味が含まれるかも?
◆どんなことを「三日坊主」になったか、という点がなにもわからず、「早」とだけ書かれても・・・となりました。せめて「元旦に立てた抱負を三日坊主」ならば、それっぽい仄かな情報が欲しいです。

◆そして、以上のことを全てやろうとすると、単なる説明の俳句になってしまうので、俳句として成立させるのは難しそう・・「三日坊主」で六音使いますし。

・今年の抱負三日坊主となり二日

俳句を作る時には「季語」を無駄に説明しない、というのを考えてみてください。

ちなみに俳句として成立していれば、私は言葉遊びは大好物です。

点数: 0

イサクさんの俳句添削依頼

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