「宮島の赤き鳥居や秋の空」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 宮島の赤き鳥居や秋の空
こんにちは。
御句ちょっと悩むところでして
◆宮島の鳥居といえば赤いと思います。
それをわざわざ「赤き鳥居」と言うことの効果。
もしかしたら「本来赤色ではない鳥居が赤く見えた」と言いたいのか?それとも塗り直したばかりの赤色?と深読みする句でしょうか
◆宮島の鳥居の秋。周囲に「紅葉の山々」が見えていそうな・・
その上で「赤き」に「秋の空」という広い季語。色と色が対比ではなくケンカしていそうな気がしなくもないです。
他の方のコメントの「宮島」だけで「赤い鳥居」は想像の範囲、にも納得です。
句に作為を入れすぎてしまった感ですね。
なおじい様ご本人のコメントへの回答
★「宮島の風景」で映像固定したいなら「宮島」は必要。言わなければわからない情報です。
宮島の風景でなくてもよいなら
例:海に立つ赤き鳥居や秋の空
★「海」を活かすかどうかは句の演出次第。御句の内容なら不要だと思います。
宮島・鳥居・海・空、と要素が増えてごちゃごちゃしますので・・
★「赤い」は「宮島の鳥居」であれば、わざわざ出さない方が・・
宮島の風景でなくてもよいなら「赤い」が感動ポイントであれば、敢えて使うのもありです。
例:海に立つ赤き鳥居や秋の空(二度目)
「宮島」生かしの提案句は他の方から出ていますので、遊びの句を置いて去ります。
・宮島の鳥居に鳥や秋の空
点数: 3