俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1413ページ目

「宮島の赤き鳥居や秋の空」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 宮島の赤き鳥居や秋の空

こんにちは。
御句ちょっと悩むところでして

◆宮島の鳥居といえば赤いと思います。
 それをわざわざ「赤き鳥居」と言うことの効果。
 もしかしたら「本来赤色ではない鳥居が赤く見えた」と言いたいのか?それとも塗り直したばかりの赤色?と深読みする句でしょうか
◆宮島の鳥居の秋。周囲に「紅葉の山々」が見えていそうな・・
 その上で「赤き」に「秋の空」という広い季語。色と色が対比ではなくケンカしていそうな気がしなくもないです。

他の方のコメントの「宮島」だけで「赤い鳥居」は想像の範囲、にも納得です。
句に作為を入れすぎてしまった感ですね。

なおじい様ご本人のコメントへの回答
★「宮島の風景」で映像固定したいなら「宮島」は必要。言わなければわからない情報です。
 宮島の風景でなくてもよいなら
例:海に立つ赤き鳥居や秋の空
★「海」を活かすかどうかは句の演出次第。御句の内容なら不要だと思います。
 宮島・鳥居・海・空、と要素が増えてごちゃごちゃしますので・・
★「赤い」は「宮島の鳥居」であれば、わざわざ出さない方が・・
 宮島の風景でなくてもよいなら「赤い」が感動ポイントであれば、敢えて使うのもありです。
例:海に立つ赤き鳥居や秋の空(二度目)

「宮島」生かしの提案句は他の方から出ていますので、遊びの句を置いて去ります。

・宮島の鳥居に鳥や秋の空

点数: 3

「初月の触るれば刺さりさうな先」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 初月の触るれば刺さりさうな先

おはようございます。

文語「ば」の接続用法は他の方から出てますね。ややこしいですね!

他の方から出てない点をひとつ。

◆「触るれば」は文語文法で置かれていますが、「刺さりさうな」は文語でも口語でも使われる形の歴史的仮名遣いです。
 この句は、口語文法のほうが句意に合いそうな気がしています

・初月の先は触はれば刺さりさう

点数: 3

「街頭の陰にそよぎやゑのこ草」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 街頭の陰にそよぎやゑのこ草

おはようございます。

初読では「そよぐ」の打ち間違い?と私も思いました。

ある程度他の方のコメントを見て、この句の「そよぎ」の名詞用法は損するかも?は私も思いました。
助詞「に」との相性が良くないですし、実質「ゑのこ草」一物仕立て、というのも「そよぎ」の名詞用法と相性が良くはないと思います。季語の描写というより並列っぽくなってしまうので。

実質一物仕立ての御句。「そよぎ」⇒「ゑのこ草」の語順も作為を感じさせそうなので、先に季語を出す手はあるかと思います

・街灯の陰ゑのこ草そよぎたり

点数: 3

「稲妻や雷鳴瞬時闇となり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 稲妻や雷鳴瞬時闇となり

おはようございます。

歯に衣を着せず言えば、前の句の良くなかった点は、ほぼそのままです。

◆「雷鳴」も季語です(「雷」の傍題)。季重なりしています。

 前の句のコメントにも書きましたが、
 ★【稲妻】は放電現象のうち、光の要素に特化した言葉
 ★【雷】は「落雷」「雷鳴」「雷光」など自然現象全体を表す言葉で、「稲妻の光」も言葉の中に含みます。
 不尽様がこの俳句で言いたいのは「雷」のこと。そこに、ご自身が説明を入れたいために「稲妻」を使って季重なりさせています。

◆前の句のコメントにも書きましたが、原因「稲妻」「瞬時の音」と、結果「だから近くに落ちたんだと自分が理解できる」という理屈の説明があり
 さらにもうひとつ原因「近くに雷が落ちた」と、結果「停電」という理屈もわざわざ説明しています。
 二つの理屈の説明が詰め込み過ぎになっている理由だと思います。

ほとんど前の句と感想は変わらずです。
伝えたいことを「落雷」「停電」か、どちらかにするだけでも十七音に収めやすくなると思いますが・・

点数: 3

「稲妻や轟音擁し落ちにけり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 稲妻や轟音擁し落ちにけり

こんばんは。
ヒッチ俳句様への質問を見て、前の句の私のコメントをあまり真面目に見てないのだなと悲しくなりました。

点数: 3

イサクさんの俳句添削依頼

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