俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1412ページ目

「追憶の声のやうなる秋風鈴」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 追憶の声のやうなる秋風鈴

おかえさま再訪です。
リアルはいいかげんな人なので怖がらないでー

私のコメントの真意が伝わっていない気がして、自分で少しだけフォローしておきます。

さまざまの事思ひ出す桜かな/松尾 芭蕉

良い句ですよねー。
私のコメントは、この句とは相反しないと思っています。提案のふたつの句には「追憶」を残したように、そこは反対はしていません。

芭蕉の句の良いところはたくさんあると思うのですが、そのうちのひとつは「思い出す」と言い切っている、ということではないかと。
(他にも切れ字「かな」の効果とか連体形「思い出す」とかいろいろありますが割愛です)

仮に芭蕉の句が「思ひ出すことのやうなる桜かな」だったら・・・

ここまでにしておきます。

点数: 4

「水澄むや底には獣らしき骨」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 水澄むや底には獣らしき骨

こんばんは。

水が澄んだので底が見えた、○○があった、というのは因果もありますし、類想でおそらく多数出てくると思うので(俳句生活は俳ポほど類想紹介をしてもらえませんが)ハードルは高かろうと思います。

「底には」を削れば因果は薄まります。
その音数分、見えているものを描写して詩を出すことができれば・・?

・水澄みて獣の骨の真珠めく

点数: 4

「夕花野あかり灯らぬ生家かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 夕花野あかり灯らぬ生家かな

こんにちは。

「あかり灯らぬ」では、「頭痛が痛くない」「痛みが痛くない」というような二重表現です。
お気持ちはわかりますが「あかりがない」「あかりが点かない」「灯らない」などの表現でいいと思います。
この句では「点かない」「灯らない」が優先でしょうか。
句意としては「誰も住んでいない」なので「あかりがない」がいいかもしれませんね。

風景としては、夕景の花野の中に生家がある、ということでよいでしょうか?
コメントでは想像の句なのですが、「灯らない」と言うと、ずっと見ているような風景になります。
お気持ちで言いたいのは「住んでいる人がいない」なので・・

・灯す人なき生家かな夕花野

こんなところでいかがでしょうか。

点数: 4

「運動会前に走れて金メダル」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 運動会前に走れて金メダル

こんばんは。

いくつか受け取り方が合って、
1.最近の幼稚園。いちおう「かけっこ」なので仮の順位はつきますが、それはそれで記念品として全員に金メダル。おそらくこの句意だと思います。
2.我が子(孫)がちゃんと前へ走れれば、それだけで金メダルを与えてあげたい、という親バカ(爺婆バカ)句にも受け取れます。
3.あるいは何らかの障碍で能力的・肉体的にまっすぐ前に走ることさえできなかった子が、運動会でついに前に走れた、それが金メダル級のがんばりだった、というストーリー性を持った受け取り方もできます。この受け取り方なら「前に」というワードの必要性も生きてきます。

鑑賞は受け取る側の自由なので、ガンガン良い方へ膨らませていただきます(笑)

コメントより最初の1の意味とするならば、句とコメントに若干の齟齬があるかなあ・・です。参加さえすれば、後ろに走っても金メダルはもらえそうなので・・・
なので敢えて2の意味で、説明感のある「前に」を削除する方向で。

・運動会ちゃんと走れば金メダル

点数: 4

「秋時雨この一日を永き日に」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 秋時雨この一日を永き日に

おはようございます。

◆『秋時雨(が)(今日の)この一日を永き日に(感じさせました)』という因果・散文感があります。散文感はともかく因果は抜け出したいかと。
◆「永き日」という単語に「日永」「長き日」という深読みでの立ち止まりがありました。季重なりとは思いませんし意味もわかりますが、さらなる言い替えを検討したくも思います。
◆雨の日に、という句意だと思いますので季語「秋時雨」がベストかどうかも再検討していいかと思います。例えばシンプルに「秋雨」ではだめですかね?など。

細かいところでは、コメントの「日々過ぎていく時間」なのか、句の「今日の時間」なのか、でも感慨が変わりますね。
ひとまず「今日の時間」にて提案句を作ります。

・一日とは長き時間よ秋の雨
・秋霖や時はゆつくり進むもの

点数: 4

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