「初日の出上下揃い光満つ」の批評
おはようございます。はじめまして。
俳句の世界へようこそ。
慈雨様という方がコメントで①②③と基本を語ってくれています。そちらは省略します。
②五七五のリズムは、もしかして「上下」を「うえした」「かみしも」など四音で読ませようとした可能性はありますか?
コメントを拝見して、荘厳な風景を出したいという意図はわかりました。
よいですね!
「初日の出」
元旦の朝、地平線や水平線・山の稜線などから太陽が顔を出す直前ぐらいから、太陽が地上に姿を出し切った頃、という間の風景と認識しています
なので太陽は低い位置にあり、「上下」という単語で「上=太陽」という想像はしにくいのではないかと思います。
「雪」は言われないとわからない、「光満つ」は言わなくてもいいのでは?というのは他の方からも出ていますので割愛します。
俳句は一般的な文章と同じで「言われないとわからない」というのは受け手に伝わらず、意味がありません(御句では「雪」)
一方、五+七+五の十七音という短い文章ですので「言われなくてもわかることを言う」「同じ意味を何度も説明する」というのは音数(字数)がもったいないですし、しつこさが強く出ます。
季語の使い方を含めて、この塩梅が難しく面白いところなので、いろいろ試してみて、必要なら意見を聞いてみてくださいね。
初日の出+雪の提案句は慈雨様のコメントを参照ください。
もし「正月という世界に光が満ちた」と言いたいのが主題で「初日の出」にこだわらないならば、正月の風景を祝う「初空」「初景色」などなどの季語を使う方法もありますよ、という提案句を置いていきます。
・初空や大地に光満ち満ちて
・天と地に光満つるや初景色