俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削投稿の古い順の1401ページ目

「青蜜柑ごみとて拾う副部長」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 青蜜柑ごみとて拾う副部長

こんばんは。

句だけでは意味を掴みかねました。
「ゴミ拾い」という言葉があるとおり、「ゴミ」はゴミ捨て場・ゴミ箱以外で見かけたら拾うものだと思っていたので、「ごみとて拾う」の「とて」の強調の意味を掴みかねたのです。
コメントを拝見したら「子犬まで拾ってしまう」とのこと。それを「ゴミとて」と表現するのは少し用法がおかしいかな?

言いたいことは「ごみ拾いの最中、子犬まで拾ってしまう」ということのようですが、これを全て入れたら説明的。季語も入れたら十七音の器を溢れます。
事実だけ描写して、あとは受け手の裁量でしょうか。

季語も、人物の説明として比喩的に使おうとしたみたいなので、要一考です。

・子犬まで拾ってしまった秋の昼

点数: 0

「夜汽車待つ吹雪の駅にただ一人」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 夜汽車待つ吹雪の駅にただ一人

こんばんは。はじめまして。

意味は分かる句ですし、俳句として成立はしています。
悪いわけではないのですが、想像の世界の句に思えました。
演歌の世界のような?
どこかから借りてきた言葉を集めたような?

言葉を整理する考え方は慈雨様から出ています。
「駅」にいるのですから「列車を待つ」のは当たり前です。などなど・・

添削はできるのですが、もう少し三宅潤一様らしさが句からわからないと、
どこから手を付けたらいいのかわからない感じを受けました。
「夜汽車待つ」「吹雪の駅」「ただ一人」など、いかにもいかにもという言葉ばかりで・・少しだけ、リアリティやオリジナリティというものを考えてみたいものです。

語弊はありますが、たかが俳句。そこまで肩肘張った言葉ばかりですと、疲れると思います。もっと自信の気づきを句にした方が成功しやすいようですよ。

・吹雪来ておるか傘なき無人駅

点数: 1

「黄昏や草の実つけて三毛帰る」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 黄昏や草の実つけて三毛帰る

こんばんは。

提案句だけ置いていきます。

・草の実をつけて三毛猫帰る夕

点数: 1

「芋煮より厳寒焼き肉ジンギスカン」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 芋煮より厳寒焼き肉ジンギスカン

こんばんは。
初心者さんがやりそうな失敗がふたつあります。

◆ご本人は面白いと思ってやっているのだと思いますが、
 「○○より△△(が良い)」という形を使うことで、必要がないのに○○を下に見て貶めています。
 この句の場合、「芋煮」をわざわざ比較対象にして、貶めていますね。
 わざわざ比較する必要はないのに・・
 「芋煮」に思いを持っている人を不快にする言い回しですので、やめた方がいいです。関心がないなら、わざわざ句に入れなくてもよいです。
 (めちゃめちゃ面白ければアリかもしれませんが、基本的には自分や身内以外を迂闊に貶めない方がいいと思います)

◆「ジンギスカン」は料理名だと思いますが、冬の季語
 「厳寒」と季重なりしています。
 コメントを見る限り「厳寒焼肉」で終わらせればいい句なのに、わざわざ「ジンギスカン」を入れてしまって季重なりです。
 音数合わせで入れましたか?

「厳寒焼肉」以外にわざわざ入れた言葉が、どちらもダメというパターンでした。特に「芋煮より」はデリカシーに欠けるので、やめた方がよいです。

「厳寒焼肉」そのものは面白い句材だと思います。言葉をそのまま使えるかどうかは、いろいろ試してみないとわかりませんが・・

・焼肉の煙も凍る氷点下 (季語:氷点下)

点数: 3

「秋惜しむ白一色のパズルかな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 秋惜しむ白一色のパズルかな

こんばんは。

狙って作っているのはわかります。

◆「秋」で「白」、作為が見えるような句です。
 この即きすぎはあまり得をしないのではないかと思います。
季語「秋惜しむ」が五感のない季語。
 下五「パズルかな」の詠嘆で、季語がどこかへ行ってしまいました。
 上五季語がたとえば「秋深し」でも「立秋の」でも、あまり句が変わりません。

季語「秋惜しむ」に対して、中七下五があまり機能していない感じは受けます。優先したいのは季語「秋惜しむ」の感情か、「白いパズル」の詠嘆か、どちらですか?

・秋惜しむ白いパズルの未完成
・冷やかに白一色のパズルかな

点数: 4

イサクさんの俳句添削依頼

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淀川を歩いて渡る秋の空

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投稿日時:

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冬の宿ダイヤル電話をもて遊ぶ

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