俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1393ページ目

「校門へぴょんぴょん跳ねるランドセル」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 校門へぴょんぴょん跳ねるランドセル

横から失礼します。

わたしの場合ですが、季語については、基本的にはインターネットで誰かが「季語」と言っていても、知らない季語は自分で歳時記を調べるようにしています。
インターネットには勘違いや思い込み、無責任に「季語となるでしょう」みたいな書き込みが多数あるようです。
句を作る側としては、自分で調べもしないでその人たちのせいにもできませんし。

唯一「きごさい」という歳時記のサイトについて、監修とは言わないまでも数名の俳人が見ている様子があるので、手元に歳時記がないときの参考として使っています。
ただ基本はずっと、監修者(=責任者)のある本の歳時記と、解説文・例句です。

点数: 4

「腕の中生まれし吾子の微声かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 腕の中生まれし吾子の微声かな

こんばんは。はじめまして。

お子さんの産まれた時のことを俳句に残そう、ということでよろしいでしょうか?

ひとつめ。
まず、お子さんが産まれた頃の季語を入れた方が良いと思います。
例えば春ならば「風光る」という美しい季語などいかがでしょう?

ふたつめ。
子が腕の中にいらっしゃるのなら、「生まれた」のは過去のことになりますので、過去の「生まれし」とわざわざ説明するのがよいかどうか?説明したくなる気持ちは尊重しますが、説明は極力少なくして事実を描いた方が、俳句から想像が拡がりやすくなります。

みっつめ。
「かな」は感動を表すのですが、「微声かな」と書きますと、声が小さいことに感動しているような気がします。悪いわけではないのですが、声が小さかろうが大きかろうが「声を出したこと」に感動しているようなので、少し感動の要点がずれてしまうかも。

以上より、

・風光る小さき声の子を抱く
 (かぜひかるちいさきこえのこをいだく)

意味は上五の季語「風光る」で一旦切れて、中七以降で風景を描写しています。
こんな感じでいかがでしょう?

点数: 4

「蕾たち線路沿いの手にマスク」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 蕾たち線路沿いの手にマスク

こんばんは。はじめまして。
初心者さんということで。

ちょっといろいろと指摘が細かく多くなってしまう句なのですが、

◆字足らずになっています。
 「つぼみたち せんろぞいの てにますく」 中七が六音しかありません。
◆この句は、このままでは季節がわかりません。
 季語は「マスク」でしょうか?
 でも「マスク」はそのまま使うと冬の季語なのです。
 ちょっと、コメントの風景にそぐわないかと・・
◆花粉症のマスクならば春の季語ですが、やはりコメントの風景とは違います。
◆「蕾」だけでは季語にはなりません。
 何の花かわからないので。
 「桜の蕾」「梅の蕾」など、季節のわかる花の蕾だとはっきり言えば、季語として使えるかと思います。

◆全体では、欲張って言葉を詰め込み過ぎている感じです。
 まず「季語(五音ぐらい)」+「なにかひとつのことを現す十二音」ぐらいの作り方を考えてください。

コメントからは
「線路沿いの花の蕾」で一句(季語は、その花もしくはその花の蕾)
「蕾から春の匂いが漂ってきました」で一句(季語は「春」か、花の蕾で)
「マスク不要になり清々しい気持ち」+別の春の季語で一句
ぐらいの、三句分くらいの言葉の量だと思います。

例えば
・梅の香の線路沿いへとあふれゆく
・蕾より春の匂いの漂へり
・春風やコロナのマスク外したら
こんな感じです。

またよろしくお願いします。

点数: 4

「たんぽぽはきのうの星に触れたから」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: たんぽぽはきのうの星に触れたから

あらためまして、こちらでもおめでとうございます!

5月分からN俳気まぐれ即吟一句出しを始めました。締切日の朝考える縛り。出してない回もあります。
後で見たら組長の回にとんでもない句を出してしまったので、ピラミッドの下の方に出てくるかも(笑)

・たんぽぽのぽぽ遊びたる星あかり

点数: 4

「花曇りカラス鳴く声悲しげに」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 花曇りカラス鳴く声悲しげに

こんばんは。

前の句は三段切れの指摘が入っていましたね。

御句、「鳴く」と「声」はどちらかだけにしたいのと、「悲しげ」というのをどこまではっきり書いてしまうのか、季語に託すか、というのを考えました。
視点の移動はカラス⇒空の方がいいかもしれません。

・悲しげにカラス鳴くなり花曇
・遠ざかるカラスの声や花曇 (季語「花曇」に悲しげな感情を託す形)

点数: 4

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