俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1383ページ目

「ラーメンの凹みうれしや寒卵」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: ラーメンの凹みうれしや寒卵

こんばんは。コメントありがとうございます。
ぜひ、げば×2・卓鐘・イサクから続いて下さい!

「うれしや」問題(笑)もありまして、この句はやはり季語「寒卵」から近すぎるので、ちょっと難しいな・・と思います。
少し離すか、形を変えるか。季語を変えるという手もありますが・・

今回は「卵をのせるコツがある」というコメントより、卵が上手くのらないことがあることをささやかに語ってみます。

・ラーメンの凹みささやか寒卵
ぐらいでどうでしょう?

点数: 2

「梅の花啄む鳥の二羽三羽」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 梅の花啄む鳥の二羽三羽

こんばんは。はじめましてでしょうか?

コメントを読みました。
うかつに「目白」と入れてしまうと季語「梅」との季重なり。という理由もありまして、鳥の特定をしないのは問題ないと思いますが、
「啄む」「~羽」とあれば鳥とわかりますので「鳥」も省略可能。可能というか、情報の重複は避けた方がよいです。

・梅の花啄みてをり二羽三羽(文語切れあり)
・梅の花啄んでいる二羽三羽(口語)

で、
季語としては「梅」だけで「梅の花」の意味なので「の花」も省略可能です。ご本人の句としてどこまでやるか、ですが・・

・二羽三羽啄む梅の○○○○○
たとえばこの形で下五の五音分、季語「梅」について何か描写を足せます。

・二羽三羽啄む梅の紅さかな
とか。いろいろ考えてみてください。

点数: 2

「虚空を見つめ心満たされ空街灯」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 虚空を見つめ心満たされ空街灯

こんばんは。はじめまして。
初心者さんですね。
こちらに意見が付かない理由はいろいろありそうです。

◆まず俳句の基本である「五七五」「季語を入れる」をどちらも守っていない点が上げられると思います。『こくうをみつめ こころみたされ そらがいとう』と読むなら「七・七・六」ですし、季語もないですよね?
 なので御句は、作者以外には『俳句』と判断しにくいものになっています。

◆「空街灯」の意味がわからなかったのですが、はもしかして、月が明るいということの比喩でしょうか?これは作者以外にはわからない比喩だと思います。
 ★比喩というのは「~のような」などの直喩でなければ、非常に高度なテクニックになります。

◆「心満たされ」という言葉も、俳句では非常に使いづらい言葉です。「なぜ満たされたか」(理由)や「満たされてどうなったか」(結果)などがわからないといけませんが、御句ではそこがよくわかりません。

◆「虚空」という単語は、そのまま使っても「空」という意味にはなりません。「虚空を見つめ」で何を見ているかわからないですね・・
 また「見つめ」は言わなくても通じる可能性があります。俳句で「空」と言えば空が見えているので「空」という単語が出て来るわけで・・

プレバトという番組の俳句コーナーで
 指は白(しろ)眼(まなこ)は隣ライラック/野々村友紀子
という句がありまして、説明がないと全く意味がわからない句といわれております。ご参考まで。

コメントにお書きになっている【明るい夜空がいつもより明るくて、見渡してみたらほぼ満月の月が空を明るくしていました】この部分を素直に読めば、それなりに良い句になると思います。

・冬満月空を明るくしたりけり
・空一面明るくなりて冬満月

点数: 2

「朝霜や子ら安かれと地蔵尊」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 朝霜や子ら安かれと地蔵尊

こんばんは。はじめまして。
それなりの俳句経験者さんとお見受けします。

先の方のコメントに近しいですが、
◆道端の「地蔵菩薩」は子の安全や供養のために置かれているものが多く、俳句に「地蔵」が登場すれば「子ら安かれ」のお気持ちは伝わるでしょう。それでも敢えてそれを伝えたければ「子安地蔵」とするというのもありだと思います。

コメントの「見守る」を提案の句にお借りします。

・朝霜を見守りたるや地蔵尊

点数: 2

「気が付かぬ前の瞳に梅花かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 気が付かぬ前の瞳に梅花かな

はじめまして、ですかね?
よろしくお願いします。

俳句を作ってみたい。コメントのようなことを感じたので、俳句として残してみたくなった、ということですよね。お気持ちよくわかります。

御句、「いろいろ遠回しに言い過ぎていて、意味がよくわからない」という印象を受けました。先にコメントされているなおじい様とほぼ同じ感想だと思います。

解消する方法も同じで、難しいことを書こうとせずにシンプルにするのがよいかと思います。
俳句は【十七音】という短い文章なので、多くのことを書こうとしても【十七音に使いたい単語をすべて押し込めました】ということになってしまい、意味がわからなくなりがちです。
言いたいことが多くあるのだとしたら、一句には俳句で表せる情報程度にしておいて、【そこから先の想像は句を見た人に任せる】とか、二句目三句目を作っておく、とかの方法です。
作者が全てを説明してしまう、というのは俳句には不向きと言われます。

うううる様のコメントで
『梅の花を見ているあなたは、その梅の花のように美しい。(実は花より、あなたのことを見ているのは気がついていないだろうけど』
この部分の前半で一句か二句、後半はご自身でもカッコ書きにしていますし、受け手の想像に任せるか、この気持ちで一句作るか、というところでしょうか。

前半について、例えば、という句です。
・美しき君の見る梅美しき
・君の目にうつる梅とは美しき
この程度の表現でも、句の作者が「君」に気持ちを向けているのは想像できると思います。

後半のカッコ書きの中は自分の気持ちを語っているだけになりますし、俳句の【季語を含む十七音】には向いていない可能性もあると思いつつ、例えば
・吾の恋に気づかぬ君や梅の花
例えば俳句で伝えるとしたら、こういうことになるかな?という句です。

いかがでしょうか。

点数: 2

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