俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1382ページ目

春雪や抜かぬがこその日本刀

回答者 イサク

添削した俳句: 日本刀元服こころえ鞘の中

おはようございます。

まず「季語がない」状態で正しいですか?語のどれかを季語として使っていますか?

その上で「元服こころえ」と中八にしていますので、かなり残念なことになってしまっているようです。

この句も「『日本刀は切る道具ではない鞘に納めてこそ日本刀』という作者の思い」を頑張って説明しようとしていらっしゃます。
できるだけ描写し、季語を入れましょう。私の腕では上記の句が限界です。

点数: 1

シャンプーを嫌がる猫や春浅し

回答者 イサク

添削した俳句: シャンプーをいつも嫌がる炬燵猫

おはようございます。

この句は季語「炬燵猫」が機能しておりません。炬燵の上でシャンプーをしようとしている句になっています。
形として「猫」ならばなんでも良い句になっており、さすがに季語に対して失礼なので、ここは変更したいと思います。
安直にやれば
・シャンプーをいつも嫌がる猫や春
ですが、俳句は「いつも」など継続する状態を詠むのに向いていませんので、こちらも削り、下五を全く別の季語にします。これで提案句です。
・シャンプーを嫌がる猫や春浅し

点数: 1

雪積り愛犬の鼻鈍りける

回答者 イサク

添削した俳句: 猟犬や鼻の先にある雪の闇

おはようございます。

御句拝読しました。ぱっと見の問題は、切れ字「や」の位置と、中八ですね。それは「猟犬の」「鼻先にある」とすれば解消するからよいのですが、最大の問題は別にあるようです。
それは「『猟犬は雪が積もると嗅覚が鈍る』ということを説明しようとしている句」であることです。この句意のままでは、どうしても俳句らしくない形にならざるを得ません。
御句の原形を生かして形を作るならば、付きすぎとなる「闇」を抜くなどして、
・猟犬の利かざる鼻や山に雪
・猟犬の鼻鈍りけり山に雪
あるいはストレートに
・雪積り猟犬の鼻鈍りけり
・雪積り犬の嗅覚鈍るやう
なのですが、句意を生かそうとすれば、どうしても私の腕では説明文から脱出することができませんでした。ご参考まで。

点数: 1

「うぐひすの鳴き終ふとみて雛納む」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: うぐひすの鳴き終ふとみて雛納む

こんばんは。

「うぐひす」「雛納め」どこまで狙ってやっているか・・・という句なので、句意をはっきりお聞きするまで全体を添削するようなことはできない句なのですが。

一点。

「うぐいすの鳴き終わり」は初鳴きと違って季語ではないようですが、一般的には初夏以降かと・・・繁殖期が初夏ですので・・・そこまで狙っていたら、この句は逆に「季語っぽい語のある無季俳句」です(「雛納め」を初夏以降にやっていることになり、季語として機能しない)。

点数: 0

風渡るビルの谷間に桜咲く

回答者 イサク

添削した俳句: 摩天楼桜咲いたよ風渡る

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
私と名前を間違えられたようですがお気になさらず。

御句拝読しました。
上五・中七・下五でそれぞれ独立してしまっているかのように見えている(この場合必ずしも三段切れとは言いません)のは難点です。上五は「摩天楼(に)」という助詞を省略しているように見えますので、それを前提で。

そもそも「摩天楼」とは「高い建物」という意味です(「ビル群」「都会」とかの意味はありません)。
「高い建物」だけでは、桜が咲く場所の風景を想像させるのは難しいのではないでしょうか。

そして下五「風渡る」が、上五中七に対して唐突に出てきます。上記の通り、場所が「摩天楼(高い建物)」なので、風が渡るとしたら屋上?ビルの間の強風?です。

この句からは明確な句意がわからないのでなんとも言えませんが、「摩天楼桜」を「都会のビルの間の桜の植木」と仮定して、「風渡る」を残して整えてみます。それが上記の例句になります。
が、この「風渡る」はやはり「桜が咲いた」という季語を生かしておりません。「桜が咲いた」がこの句の主役であるべきだと思いますので、相性のよさそうな別の語を探してみてください。

点数: 1

イサクさんの俳句添削依頼

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