「遠雷の音しずか羊は眠る」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 遠雷の音しずか羊は眠る
こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
遠雷が静謐に感じる。いい感覚をお持ちだと思います。
この内容だとやはり、リズムを整えたくなりました。
「しずか」といえば普通は音のことです。二重の説明になるので「音」は省略してみます。
あるいは、わざわざ「しずか」と言わずに静謐を感じさせたいところでもあります。
・遠雷はしづか羊の眠る夜
・遠雷やひつじは眠り続けたる
点数: 4
回答者 イサク
添削した俳句: 遠雷の音しずか羊は眠る
こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
遠雷が静謐に感じる。いい感覚をお持ちだと思います。
この内容だとやはり、リズムを整えたくなりました。
「しずか」といえば普通は音のことです。二重の説明になるので「音」は省略してみます。
あるいは、わざわざ「しずか」と言わずに静謐を感じさせたいところでもあります。
・遠雷はしづか羊の眠る夜
・遠雷やひつじは眠り続けたる
点数: 4
回答者 イサク
添削した俳句: 動くなら雇用延長すて案山子
こんばんは。
「取り合わせ」とは、季語と、季語と関係ない事物を組み合わせる手法です。
この句の「動くなら」は案山子のことに受け取れます。
「雇用延長」も、案山子としての働きのことに受け取れます。
ということで、一般的な「取り合わせ」ではなく、川柳寄りの一物という雰囲気で受け取りました。
(どこまで一物でどこまで取り合わせか、というのは句によりますし、人によりますが)
もし、
上五中七「動くなら雇用延長」が『案山子としての働き』のことではないとしたら、
◆案山子以外の『何が動く』のか
◆『雇用』とは何か
ここを案山子とは関係なく映像化・具体化しないと、取り合わせとは言いにくいように思います。
・捨案山子納屋の奥より錆びし鎌
捨案山子こんなに空が広いとは/黒崎かずこ
点数: 4
回答者 イサク
添削した俳句: 愛兎愛モルモットと共に梨を食ひ
おはようございます。
技術というか俳句的なことはつちや様がだいたい言ってくれています。
字余りはリズムを確保できているかどうかの問題が大きく、省略できそうな言葉の入っている字余りはやはり違和感です。ここでは「愛」とか「共に」が気になりました。
字余りなら上五を字余りさせると、後でリズムを整え直しやすいので、違和感が出にくいです。
・ともに梨食う我のうさぎとモルモット
コメントに寄せるならこんな感じでしょうか。
もうひとつの問題。季語「梨」が立っておらず、ニ音の草食動物の食べ物ならなんでも入りそうです。
ここは、自分も食べてみましょうか。
・梨を食う我とうさぎとモルモット
ここまで来れば、「共に」を省略しても、いっしょに食べている雰囲気は出ませんか?
点数: 4
回答者 イサク
添削した俳句: 追憶の声のやうなる秋風鈴
おかえさま再訪です。
リアルはいいかげんな人なので怖がらないでー
私のコメントの真意が伝わっていない気がして、自分で少しだけフォローしておきます。
さまざまの事思ひ出す桜かな/松尾 芭蕉
良い句ですよねー。
私のコメントは、この句とは相反しないと思っています。提案のふたつの句には「追憶」を残したように、そこは反対はしていません。
芭蕉の句の良いところはたくさんあると思うのですが、そのうちのひとつは「思い出す」と言い切っている、ということではないかと。
(他にも切れ字「かな」の効果とか連体形「思い出す」とかいろいろありますが割愛です)
仮に芭蕉の句が「思ひ出すことのやうなる桜かな」だったら・・・
ここまでにしておきます。
点数: 4
回答者 イサク
添削した俳句: 水澄むや底には獣らしき骨
こんばんは。
水が澄んだので底が見えた、○○があった、というのは因果もありますし、類想でおそらく多数出てくると思うので(俳句生活は俳ポほど類想紹介をしてもらえませんが)ハードルは高かろうと思います。
「底には」を削れば因果は薄まります。
その音数分、見えているものを描写して詩を出すことができれば・・?
・水澄みて獣の骨の真珠めく
点数: 4
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