「石投げて波紋はいくつ秋日和」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 石投げて波紋はいくつ秋日和
こんばんは。
ちょっと散文感、因果の気になる句ですね。
「〜て」「は」どっちかな?
・石投げて波紋のいくつ秋日和
・石投げの波紋いくつか秋日和
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回答者 イサク
添削した俳句: 石投げて波紋はいくつ秋日和
こんばんは。
ちょっと散文感、因果の気になる句ですね。
「〜て」「は」どっちかな?
・石投げて波紋のいくつ秋日和
・石投げの波紋いくつか秋日和
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回答者 イサク
添削した俳句: せのびしてつりわをにぎったなつ休み
おはようございます。はじめまして。
出したい光景は目に浮かびます。
俳句として、という話ですが、
◆「にぎった」は過去形。日記から夏休みの思い出を抜粋して、だれかに報告しているような文章になっています。報告のような句は俳句としての「詩」が出にくくなります。
「いま夏休みの真っ最中で、いま電車(バス)の中にいる」という風にした方がよいかと思います。
◆作者の立ち位置は?という問題。
こどもの目線で詠む、というのもあるのですが、この句の場合は「自分の行動」を俳句にしています。そうすると「自分がこんなことしたよ!」という報告になり、やはり詩が出にくくなりがちです。
なおじい様と同じく、作者は「こどもが背伸びしているのを横で(近くで)見ている自分」として、観察の句にした方がよいかと思います。
◆「吊り輪」で私は誤読しませんでしたが、鷹司様の言うとおり「吊革」の方がいいかも。
例えば、の提案句です。
・背伸びしてにぎる吊革夏休み
中七と下五の間に【切れ】を入れている句です。
「背伸びして握る吊革/夏休み」
句の切れ目で【切れ】を入れて、それでも意味がつながるように作る、というのは俳句の技法の基本のひとつです。【切れ】については長くなるのでお調べください。
句の意味で、こどもという想像はできそうなので「子」は入れず。
「握る吊革」と名詞「吊革」で止めることで、報告感を少なくしています。
こんな感じでいかがでしょう?
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回答者 イサク
添削した俳句: つゆ草は青い蝶なり帰り道
こんばんは。
この句の上五中七はいいですね。下五の唐突感はげば様と同じ感想です。
というか、この句こそ上五中七だけで「自由律」と言ってしまってもいいかも。
・露草は青い蝶なり
定型にするとしたら、
・群れをなす青い蝶なり露草は
とか。
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回答者 イサク
添削した俳句: 人間万事塞翁が馬螽斯
こんばんは。
ちょうど最近、やはりことわざと季語を組み合わせた句に対して、N先生が某所で言ってました。「ほとんど借り物の言葉かい!」と。
他の先生はわかりませんが、N先生はオリジナリティや「自分の言葉」というのをかなり評価するので、どこかから借りてきた言葉はどうしても高評価にはならないようです。
その中で佳作に入っているので、まあまあうまく季語をとりあわせられている方なのだとは思います。
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回答者 イサク
添削した俳句: 校庭も彩りすなり体育祭
こんばんは。
◆「彩りす」(いろどり-す)という複合動詞をこの形で使うのは、ちょっと違和感がありました。
◆「も」は匂わせの「も」ですね。できれば避けた方が・・・
・校庭を彩りてをり体育祭
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