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「葉がほろり盛者必衰の儚き世」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 葉がほろり盛者必衰の儚き世
おはようございます。はじめまして。
「気持ちを込める」のは良いのですが、気持ちを表現する方法は、俳句よりももっと適した文章・文学があります。
ぶっちゃけて言えば「普通の文章」の方が誤解なく正確に伝わりますし、工夫もできます。小節・ドキュメンタリー・随筆など、なんでもよいと思います。
逆に、俳句という制限の大きい韻律十七音では伝えられないことはいっぱいあります。なぜわざわざ俳句という表現を選んだのか、ということを整理してほしいところです。
御句、
◆「葉がほろり」落ち葉のことを言いかえているのであれば、ちょっと季語を大切にしていない感じがします。
◆「盛者必衰」は中世の平家物語で使われている有名な言葉。十七音のうち七音も「有名な言葉を借りている」ということになります。
「儚き世」これも和歌の時代から多用されている言い回しです。
これらを、工夫もなく「盛者必衰の儚き世」と繋いでしまっています。これではどこかから借りてきた言葉を繋いだだけのようで、「ポン酢様の俳句のことば」とみなすのは、少々厳しいですね。
お気持ちは受け取りますので、俳句という「詩」とはなんぞや、ということを整理してみてください。
その上で「俳句でこれをやるんだ」となるのであれば、チャレンジは大いにしてもらって構いません。
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「ウスユキ草岩肌に貼る墓標板」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: ウスユキ草岩肌に貼る墓標板
こんにちは。
本日投句された三つの句の中では、この句が一番意味がわかりますし、風景も出ていると思います。
カタカナで「ウスユキ」と書いている意味があまりなさそうなので、季語としては漢字を用いたいです。
・薄雪草咲く岩肌の墓標板
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「燧背に風あるさまの吾亦紅」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 燧背に風あるさまの吾亦紅
こんにちは。
「燧」まずこの言葉の意味と読み方に???となりました。
三音だとして「ひうち」「ひきり」「のろし」「とぶひ」などと読んでいいようですが、いずれとしても意味がよくわかりません。
と、探しているうちに「燧ヶ岳」という山を見つけました。これのことでしょうか?
吾亦紅は各地に咲いており、水芭蕉ほど「尾瀬」という地名を連想できるわけではなさそうですので、「燧ヶ岳」の表記に一考の余地ありと考えました。
こちらのような場所ではなく尾瀬の地元の句会などでしたら、このままでよいのでしょうね。
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「冬瓜の蔓の絡まり迷路かな」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 冬瓜の蔓の絡まり迷路かな
こんばんは。
冬瓜の蔓の絡まりが迷路のようだ、という意味でよいでしょうか?
とすると「迷路」が比喩なので、あまり「かな」の前に置いて強調するのは俳句らしくなさそうに感じます。
また、「迷路」「絡まる」はどっちかだけにしたいかも。
・冬瓜の迷路の如き蔓模様
と置いてみましたが、「冬瓜」はその実が季語なので、「冬瓜の蔓」は季語として生きているかどうかは微妙なところです。
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イサクさんの俳句添削依頼
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