俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1371ページ目

「冬鴉幹部のみ知る休憩所」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 冬鴉幹部のみ知る休憩所

おはようございます。

コメントなしでは「幹部」というからには秘密結社?何の組織?とか思いました。「知る」も意味深ですしね。知ってるのが「休憩所」なので、いろいろここでは書けないような悪いことができる場所を意味しているのかと・・「鴉」もそれを暗示しそうですし。

コメントを読んだあとは、要するに「役員専用の休憩スペース」ということでしょうか?それぐらいは普通にありそうな気がしますが・・

「幹部のみ知る休憩所」という中七下五を『いま目の前にある映像』として見せたいのか「噂話」として見せたいのか、あるいはどちらでもないべつの意図として見せたいのか、それによって季語の選択も変わりますし、季語以外の部分も変わりそうです。そこが曖昧なままに見えました。
「幹部のみ知る休憩所」に詩があるかどうか?何をとりあわせたら詩になるのか?「寒鴉」は屋外季語ですが窓から見ることも可能な映像を持ちます。この「寒鴉」はどこにいるのか?
というところでした。

・寒鴉仕事人らの休憩所

点数: 3

「六つ花や落ちてしみ入るアスファルト」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 六つ花や落ちてしみ入るアスファルト

こんばんは。はじめまして。
初心者さんですかね?
それともある程度やってらっしゃる方ですかね?
私の意見は厳しめなので、お気にさわったらスルーしてください。

季語「六花」は「むつのはな」「りっか」という読みはありますが、「むつばな」という読みはないように思います。前例はあるのかもしれませんが(調べた範囲では出てきませんが)、季語の読み方・形を変えるのは季語の季語性を失いがちなので、あまりお勧めできません。
◆「六つ花や」で上五を始めておりますが、後半も同じ雪のことをおっしゃっておりますね。切れ字の「や」があまり効いていないように思いました。

注目しているのが「雪」ではなく「融けてしみ入った状態」なので、やや季語「雪」が弱くなっているようにも思いますが、まずは御句の形を尊重して

・六花落ちてしみ入るアスファルト (六花:むつのはな)

から、少し変化させて「雪」を立たせたいかと・・

・道路へと小雪の落ちて積もらざる
・アスファルト隠すことなき小雪かな

次もお待ちしております。

点数: 3

「いぬふぐり吾子の小さく赤き靴」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: いぬふぐり吾子の小さく赤き靴

おはようございます。

「吾子の」「小さい」「赤い」すべて靴のことですね。靴を修飾しすぎ(ある意味説明的)て、句の焦点がほけているように感じます。
この句は、色と色の対比を狙いすぎてるような感じはします。句の映像の主役を固めたいですね。

・ままごとの子の赤い靴いぬふぐり
・赤き靴駆け回りたる春野かな

点数: 3

「病室のましろなる壁毛糸編む」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 病室のましろなる壁毛糸編む

こんばんは。

五音+五音+二音+五音の、語順に困るやつじゃないですか。

元 病室のましろなる壁毛糸編む
A ましろなる病室の壁毛糸編む
B 病室の壁ましろなる毛糸編む
C 毛糸編む病室のましろなる壁
D 毛糸編む病室の壁ましろなる
E 毛糸編むましろなる病室の壁

さあどれがどうなのか、考えましょう。

私なら

・病室のましろな壁や毛糸編む
・病室の壁ましろなり毛糸編む

と、いう切り方をしますが・・

点数: 3

「寒空にかざすや父とよく似た手」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 寒空にかざすや父とよく似た手

こんにちは。はじめまして。よろしくお願いします。

「かざすや」けして間違いではないと思います。
切れ字ではありませんが強調・詠嘆の「や」ですね。俳句でこういう使い方をするときは、直前の単語が強調されることが多いです。御句の場合は「かざす」という行為、あるいは「寒空にかざす」という一文が強調されていると感じます。

間違いではないのですが、仰々しいというか、古典っぽくしようとする作為が見えるので、私ならもっとさらっと詠んでしまうかなあ・・
「よく」という説明は省略できそうです。「よく似ている」と言わなくても、「似ている」と言えば通じるので。

・寒空にかざして父とよく似た手
・父と似た手をかざしをり寒空へ

点数: 3

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