俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の高い順の1370ページ目

「処暑の庭雨に濡れたる赤い花」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 処暑の庭雨に濡れたる赤い花

おはようございます。

最近の句はまた「自分の体験を【報告】しよう」という傾向がでているかと・・・
そこにある「もの」を「詩」の「描写」にするにはどうしたらいいか?
という工夫を考えてみてください。

◆前ふたつの句について。
 「字足らず」が効果的かどうか。これは俳句の先生に聞いても意見がわかれるようなことだと思いますし、句歴の短い我々程度では判断つきかねるかと思います。
 適当に「効いてますね!」「効いてませんね!」とか我々が言ったところで間違っている可能性は大いにあります。それよりもできるだけリズムを守る練習を方がよいと思います。

御句、
◆これも語順が報告になっています。
 助詞が省略されていますが「処暑の庭【で】」という繋がりになっていますね。
 その使い方では、季語を主役にしにくいかと。
◆「たる」を使うならば文語文法なので「赤き花」ですね。

・赤き花雨に濡れたる処暑の庭

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「華やかさ北に忘れた京女鴫」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 華やかさ北に忘れた京女鴫

こんばんは。どうもです。
鳥と犬の写真を楽しんでいます。

御句、説明的ではありますが、くりもな様よりいい言葉がなかなか思いつかないのですよね・・・

・振袖を脱ぎて来たるや京女鴫

うーん、くりもな様の句の方が素直だな・・・またお願いします。

点数: 0

「手花火の精進落としや星月夜」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 手花火の精進落としや星月夜

おはようございます。はじめましてですよね?
腹胃様(大江様)、唯我様(いなだはまち様)などとご一緒されていた大先輩のようですね。よろしくお願いします。
意見は忌憚なく言いますので、ご容赦ください。

御句、季重なりであることを置いておいても、

「手花火」地面向きの目線、夜
「精進落とし」屋内の食事の風景、夜には行わないことが多い
「星月夜」夜空の風景

と映像がみっつ。語順の問題もあり、視点が定まりませんでした。
全て詰め込むとどうしても説明くさくなります。
俳句とはもっとシンプルでよいのではないでしょうか。

季語「星月夜」を信じて、合わせるのは「手花火」か「精進落とし」どちらかだけにした方が・・・「手花火」は季語で映像の力のある言葉ですので、季重なりはあまりお勧めしませんが・・・
あるいは「手花火」は初秋の夜の映像季語にもなります。季語「手花火」を信じて「星月夜」をあきらめるか・・・

例えば、の提案句を置いておきます。

・手花火の子にそそぎゆく星月夜
・星月夜精進落としの家を出て
・手花火や精進落とし終えた日の

点数: 0

「天の川宇宙の2文字が果てしなく」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 天の川宇宙の2文字が果てしなく

こんばんは。

「宇宙の二文字が果てしなく」この部分が作者の感想で、文体も散文ですので、「そうですか」としか反応しづらい、という文章です。
この内容でしたら、映像をわざわざ「文字」にする必要もないかと・・・

・宇宙とは果てしなきもの天の川

点数: 0

「盆東風や藪のトレイに猫の餌」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 盆東風や藪のトレイに猫の餌

こんばんは。はじめまして。よろしくおねがいします。

取り合わせとして、できている句だと思います。
一点、説明的に感じる『に』を変えてもよいかと思いました。
この並びなら「の」でつないでも誤読がないですね。

・盆東風や藪のトレイの猫の餌

点数: 0

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