俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の高い順の1369ページ目

「着ぶくれて胃薬をのむ書斎かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 着ぶくれて胃薬をのむ書斎かな

おはようございます。

なるほど苦沙弥先生。

無難な構成ですが、上五中七が人物の描写であるところ、急に下五「書斎」と場所に着地して「かな」と詠嘆するのがもったいなく感じます。
自分の行動の報告みたいになってしまうからでしょうか?

人物描写で貫くのが是というわけではないですが、何か他の手段があるような。

・着ぶくれて胃薬をのむ教師かな
・着ぶくれてのむ胃薬の味はせず

点数: 0

「冬銀河車道に放る四肢と四肢」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 冬銀河車道に放る四肢と四肢

こんばんは。

初読、「冬銀河」「四肢を放る」で大の字になったのだなあ、とは思いました。

わざわざ「車道に」と強調したのは疑問でした。
「車が来ない」ということを遠回しに言いたいのかとも思いましたが、それでは理屈っぽく。
どちらかといえば「危ない?!」「もしかして自殺志願者?」とかも考えました。
(コメントで、そうではないことはわかりました)

次に「四肢と四肢」で自分と恋人?友人?・・・と匂わせたのかとも思いましたが、もしかして「自分と愛犬?」とも思ってみたり。
(コメントでも人間か動物か確定できません)

なおじい様の猟奇殺人は・・・誤読可能と言えば可能かな?
全体的に遠回しな表現の多用が気になるところでした。
「冬銀河」「道に大の字」の十二音で映像は出てしまいますしね・・・

・大の字になりて冬銀河を君と

点数: 0

「潮騒す流星落つる辺りより」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 潮騒す流星落つる辺りより

おはようございます。

「流星群いくつか海に堕ちて海胆/藤本敏史」の例句を考えると、御句の主役は「潮騒」になってしまう・・・という話は置いておいて
(ご存じのとおりこの「流星群」の句はいろいろと・・・)

一歩引いてみても、やはり「流星」が脇役だなあ・・・と。
流星が本当に流れたのかどうかすら朧気で、作者の頭の中の「流星」だったのかも、という想像もできます。
「流星」を実景の主役季語だと感じさせる工夫は要るかも・・・

・流れ星落ちて潮騒残しけり

点数: 0

「愛犬と埴生で過ごす冬の山」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 愛犬と埴生で過ごす冬の山

おはようございます。

とりあえず助詞を一か所・・・

・愛犬と埴生に過ごす冬の山

いずれにせよ日記・報告句になっております。
そこはもう少し・・・なにか工夫を・・・

点数: 0

「先に逝き我等を待つや冬銀河」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 先に逝き我等を待つや冬銀河

こんにちは。

お悔やみ申し上げます。
この句は見た途端に脳髄を穿たれた気がしました。
お気持ちが乗っていて、下五「冬銀河」の取り合わせが上手くいっているのだと思います。

必ずしも佳句とは申しませんが、お気持ちを残す句としてお残しください。

点数: 0

イサクさんの俳句添削依頼

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