俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1369ページ目

「愛兎愛モルモットと共に梨を食ひ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 愛兎愛モルモットと共に梨を食ひ

おはようございます。

技術というか俳句的なことはつちや様がだいたい言ってくれています。
字余りはリズムを確保できているかどうかの問題が大きく、省略できそうな言葉の入っている字余りはやはり違和感です。ここでは「愛」とか「共に」が気になりました。
字余りなら上五を字余りさせると、後でリズムを整え直しやすいので、違和感が出にくいです。

・ともに梨食う我のうさぎとモルモット

コメントに寄せるならこんな感じでしょうか。
もうひとつの問題。季語「梨」が立っておらず、ニ音の草食動物の食べ物ならなんでも入りそうです。
ここは、自分も食べてみましょうか。

・梨を食う我とうさぎとモルモット

ここまで来れば、「共に」を省略しても、いっしょに食べている雰囲気は出ませんか?

点数: 4

「追憶の声のやうなる秋風鈴」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 追憶の声のやうなる秋風鈴

おかえさま再訪です。
リアルはいいかげんな人なので怖がらないでー

私のコメントの真意が伝わっていない気がして、自分で少しだけフォローしておきます。

さまざまの事思ひ出す桜かな/松尾 芭蕉

良い句ですよねー。
私のコメントは、この句とは相反しないと思っています。提案のふたつの句には「追憶」を残したように、そこは反対はしていません。

芭蕉の句の良いところはたくさんあると思うのですが、そのうちのひとつは「思い出す」と言い切っている、ということではないかと。
(他にも切れ字「かな」の効果とか連体形「思い出す」とかいろいろありますが割愛です)

仮に芭蕉の句が「思ひ出すことのやうなる桜かな」だったら・・・

ここまでにしておきます。

点数: 4

「水澄むや底には獣らしき骨」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 水澄むや底には獣らしき骨

こんばんは。

水が澄んだので底が見えた、○○があった、というのは因果もありますし、類想でおそらく多数出てくると思うので(俳句生活は俳ポほど類想紹介をしてもらえませんが)ハードルは高かろうと思います。

「底には」を削れば因果は薄まります。
その音数分、見えているものを描写して詩を出すことができれば・・?

・水澄みて獣の骨の真珠めく

点数: 4

「夕花野あかり灯らぬ生家かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 夕花野あかり灯らぬ生家かな

こんにちは。

「あかり灯らぬ」では、「頭痛が痛くない」「痛みが痛くない」というような二重表現です。
お気持ちはわかりますが「あかりがない」「あかりが点かない」「灯らない」などの表現でいいと思います。
この句では「点かない」「灯らない」が優先でしょうか。
句意としては「誰も住んでいない」なので「あかりがない」がいいかもしれませんね。

風景としては、夕景の花野の中に生家がある、ということでよいでしょうか?
コメントでは想像の句なのですが、「灯らない」と言うと、ずっと見ているような風景になります。
お気持ちで言いたいのは「住んでいる人がいない」なので・・

・灯す人なき生家かな夕花野

こんなところでいかがでしょうか。

点数: 4

「運動会前に走れて金メダル」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 運動会前に走れて金メダル

こんばんは。

いくつか受け取り方が合って、
1.最近の幼稚園。いちおう「かけっこ」なので仮の順位はつきますが、それはそれで記念品として全員に金メダル。おそらくこの句意だと思います。
2.我が子(孫)がちゃんと前へ走れれば、それだけで金メダルを与えてあげたい、という親バカ(爺婆バカ)句にも受け取れます。
3.あるいは何らかの障碍で能力的・肉体的にまっすぐ前に走ることさえできなかった子が、運動会でついに前に走れた、それが金メダル級のがんばりだった、というストーリー性を持った受け取り方もできます。この受け取り方なら「前に」というワードの必要性も生きてきます。

鑑賞は受け取る側の自由なので、ガンガン良い方へ膨らませていただきます(笑)

コメントより最初の1の意味とするならば、句とコメントに若干の齟齬があるかなあ・・です。参加さえすれば、後ろに走っても金メダルはもらえそうなので・・・
なので敢えて2の意味で、説明感のある「前に」を削除する方向で。

・運動会ちゃんと走れば金メダル

点数: 4

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