俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1368ページ目

「てふてふの踊る渋谷の交差点」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: てふてふの踊る渋谷の交差点

こんばんは

私を信じていただきありがとうございます。
誰かが誰かを信じるのは自由ですし、信じられるコメントをするようには努めてますので、そう言っていただけるのはありがたいことなのですが、
めい様の俳句人生の責任までは負えませんし、まだ俳句において誰かの師匠になるつもりはないので、その点はよろしくお願いします。

あと「イサクさんが言っていたからOK」などの判断は極力やめてくださいねー
できるだけ、ご自身の責任でコメントお願いします

で、
めい様の歳時記(みつかづ様も)、気になるんですけど・・・
可能な範囲で歳時記を確認しましたが「清々し」「眩し」の掲載されている歳時記は見つかりませんでした。
私は主な歳時記は信じている(専門書ではないので科学的な記述のミスはありますが)ので、それは付け加えておきます。

御句
悪い句ではないです。
比喩ではなく、本物の蝶々が渋谷の交差点にいる風景です。
「蝶々」に対して「踊る」が、やや陳腐な擬人化には感じますね・・・
場所も渋谷ですしねぇ・・

まず「踊る」の三音の推敲で化ける句ではないでしょうか?
その三音推敲次第で「渋谷」という地名&「交差点」という場所がベストかどうか変わるかも、という句だと思います。

点数: 2

「少年の潰す皰や麦青む」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 少年の潰す皰や麦青む

おはようございます。

取りあわせ練習!いいですね
「麦青む」は春の麦畑の映像を思わせる広い風景の植物季語ですよね?その映像を使う取り合わせとなります。

◆語順の問題で「皰」と季語「麦青む」の対比になってしまっていると思います。
 「潰す皰」というニキビのドアップの映像から急に「麦青む」という麦(麦畑)の映像に視線が移動するので、急展開すぎる感じを受けます
 個人的には、季語「麦青む」を使いたいなら、「少年」の全体映像と「麦青む」の対比にしたいのですが・・どうでしょう?

◆「潰す」という言葉に動作の説明感を感じます。
 潰す前なのか潰している最中なのか潰したあとなのか、曖昧に濁しているように感じました。できれば瞬間を切り取りたいです。

・少年に皰多しや麦青む
・少年に皰のみっつ麦青む
・青麦や皰つぶしている少年
三つめの句は敢えて「つぶす」を残しましたが、上二つのように風景と風景で取り合わせる方が個人的には好きです

点数: 2

「山蝶や乗り間違へりこの電車」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 山蝶や乗り間違へりこの電車

こんにちは

◆見た目で三段切れしていますね・・
 「山蝶や(切れ字)乗り間違へり(終止形の切れ)この電車」

◆見た目の三段切れのせいもあって、意味を受け取りにくくなっています
 私は初読で『電車を乗り間違えたのは自分であり、乗り間違えた先でいつもは見ない山蝶と出会った』という句だと思いました
 本来は【山蝶の一物】なのですね。まずは誤読を防ぎたいです

◆「乗り間違えた」というのは作者が蝶に対して想像した擬人化の比喩
 ダメではないですが、ここにも誤読のタネがありそうです

◆「山蝶」これが意味深な単語でして、受け手の深読みを誘います
 わざわざ「山の蝶である」と言っていますので、自分が普段乗っている電車ではないと強調したい印象を受けます。そこに「自分が乗り間違えた」という誤読への誘導もありそうです
 御句の本来の主題は「蝶が電車に迷い込んできた」でした。
 「山蝶」の「山」には映像がありません(しいて言えば「山ではない場所では見ない蝶」くらいの説明です)ので、具体的な映像のある蝶の名前に変更するのが良いかと思います。蝶の種類がわからないのであれば「山」を強調するメリットはこの句では薄い気がします。
 どうしても「山の風景」という説明をしたいのであれば「山の」という風にした方がよいかと・・

ひとまず、切れを減らす・比喩を比喩とわからせるなどして受け手に一物句と理解させるのがよいと思います。その上で、言いたいことを詰め込むのではなく、どれを残すかを考えてみることかと思いました

・この蝶は乗り間違へりこの電車
・山蝶は山の電車に迷い込み

点数: 2

「青空の青の見えざるさくらかな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 青空の青の見えざるさくらかな

こんにちは

風景は見えますし工夫も感じます

二度目の「青」がやや理屈っぽく、蛇足感と音数合わせを感じました。
素直にいくなら「青空の見えざる桜」
青を強調したいなら「空の青見えざるさくら」でしょうか

・空の青見えざるほどのさくらかな
・満天のさくらや空の青見えず

点数: 2

「月いずこ遠き日想い桜人」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 月いずこ遠き日想い桜人

こんにちは。はじめまして。俳句の世界へようこそ。
コメントで「花曇」と使っていらっしゃったり、ベースとなる日本語の下地は持っていらっしゃいそうですね。すばらしい。

句の方ですが、季語「桜人」
メジャーとは言えない季語を・・
季重なりっぽい「月」は見えていないですしあまり気にならないと思いますが、いちおう季語であることは他の方からも出ていますしお含みください。

句全体では
◆【初心者さんがそれっぽい単語を工夫してみようとした句】だと思いました。
 コメントにとても素晴らしいことが書かれているのですが、そういうのを使わずに「月」を比喩で出してみたり「遠き日」と言ってみたり・・・

まず、
◆比喩はわからなければ意味がありませんので、難しいです
 この句では「月いずこ」と言っているのであれば本当に月を探していることになるので、そこからどう意味を膨らませるか?となるのですが・・・
◆「想い」「思い」は要注意です。基本的に思っているから俳句にするのであって、わざわざ「想い」と説明されてしまうと・・ということがあります
◆目の前に桜があるのに「月」を探したり「遠き日」を思ったり・・・桜を無視しすぎていて、桜がかわいそうかもですね
◆「桜人」これはご自身のことですね。とするとちょっとナルシスト感が・・・

という、素人さんにありがちないろいろをやらかしています
今から上手くなれば大丈夫ですので落ち着いて聞いてください!

俳句は、それっぽい言葉を拾って来るよりも、「素直な詠み」の方が上手くいくことが多いです。ベテランでもそうです。

コメントに「花曇」というステキな季語が出てきました。「ひとりで花見」というのも出てきました。季語として使えそうです。

季語に合わせる主題は「彼を思い出している」ということ優先ですね。「月」を比喩で出すよりも、ストレートに詠んだ方がよいと思います。わかりにくい比喩は熟練の技で初心者さんには難しいです(ここは断定しておきます)

コメントから、素直に詠むならば、たとえば

・彼はいまどうしているか花曇
・ふたりとは違うひとりの花見かな

こんな感じでいかがでしょう?
言いたいことを全部詰め込むのは俳句十七音には入りきらないので、何を残して俳句にするか、ということだと思います。

俳句の世界楽しんでくださいね。

点数: 2

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