「花海堂雨に打たれる家の前」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 花海堂雨に打たれる家の前
こんにちは
この句は「花海棠」が雨に打たれているようにしか受け取れませんでした
中七「雨に打たれる」が花海棠にかかっているように受け取れることと、句の中に「雨に打たれるもの」が花海棠しか登場しないから、という理由だと思います
が、コメントからはもしかしてご自身が雨に打たれているということでしょうか?
だとしたら「家の前」という説明よりも、ご自身の描写の方が優先だと思います
以下「花海棠」が雨に打たれている前提で
◆「家の前」という言葉には、映像がありそうで実はないので、ここは変えどころです。「家」を出したいならば、誰の家か?ということの方が大切かと思います
◆語順で「花海棠」を先に(上五で)見せるか後で(下五で)見せるか、は重要なポイントです。
今は一物句なので、花海棠を先に上五に出すと、あとは花海棠を描写するしかなさそう・・なので、一物句か取り合わせか、というのも大切なポイントです。
・花海棠雨に打たれてをりにけり (一物)
・花海棠雨に濡れたる傘の家 (取り合わせ)
・あの人を待つや雨中の花海棠 (一物か取り合わせか曖昧なかたち)
点数: 1