俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1358ページ目

「愛猫の爪の尖りや地虫出づ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 愛猫の爪の尖りや地虫出づ

こんばんは。

季語を理屈で使っているので、「地虫出づ」という季節よりも「猫が虫を追うこと」を説明するために季語「地虫出づ」を使っている、という句になってしまっているようです。
完全に猫が主役で、虫が「地虫」でなくてもいいですし、ぶっちゃけ春じゃなくてもいいような?

補足:この季語は啓蟄の頃の「冬眠していた虫が地面から出てくる」ことを主に現すので、屋外の地面が見えている風景の方が似合う季語です。

さてどうしましょうか。季語「地虫出づ」を使うなら春の季節感を持たせたいですし、猫を描写したいのなら猫を描写して、季語を変えた方が・・と思いました。

・啓蟄や猫みな爪を研ぎはじめ
・猫はみな虫を追うもの目借時

点数: 2

「斑紋の鰆ピチピチ出刃の前」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 斑紋の鰆ピチピチ出刃の前

こんにちは。

佳作おめでとうございます。と言いつつ厳しめな通常運転ですと、

こちらの句は一物句のようなものですね。
鰆の描写で攻めるなら「斑紋」を中心に通すか、「ぴちぴち」方向でまとめるか。両方入れるのは描写が散漫になりそうです。
そして「出刃」を主役にしない、という感じでしょうかねー?
・出刃の前鰆の斑のぬらぬらと
・ぴちぴちと跳ぬる鰆の腹へ出刃

佳作の句は、「旬の」がかなり勿体なかったと思います。
「重ね箸」の理由を説明をしたくなってしまって「旬の」を入れたのだと思いますが、入れなくても「鰆は春の季語」なので・・・食べ物の季語に「旬の」という説明は勿体ないと思います。
「一献や」も、「重ね箸」の状況の説明として置かれているように感じます。「季語でない上五の【や】切れは難しい」という言葉そのものの感じですね。

「ピチピチ」の句と比較したら「重ね箸」の句が掲載になるのは順当だとは思いますが、郁斗様ならもう少しできそうな気がします。こちらの提案句は置かずにおきます。

点数: 2

「杖先の土のふくらみ春を待つ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 杖先の土のふくらみ春を待つ

こんばんは。
人選おめでとうございます。
素材や構成で褒める点はだいたいあっちでげば様に先に言われたので置いといて、

コメントの2句だけで比較するなら「ふくらみて」を推します。
自分の勉強も兼ねて、文法的に深掘りします。

◆「ふくらみ」を名詞と解釈した場合、体言止めで「ふくらみがある」という意味に見えます。これは悪くないですが、「ふくらみて」ならばあきらかに動詞なので、「(昨日・以前と比べて)ふくらんでいる」という状態変化を暗示して、この句の場合は得するかと思います。

◆「ふくらみ」を「ふくらむ」の連用形と見た場合、連用形なので「(春を)待つ」にかかるので、「土が(ふくらんで)春を待つ」という「土」の擬人化っぽく見えます。
◆助詞の省略で、「【土のふくらみ】が春を待つ」という擬人化の捉え方も出来てしまうのは、この句としては損してしまいそうです。

「杖先の土ふくらみて春を待つ」の形でも「土」にも擬人化解釈の可能性は残るのですが、接続助詞「て」で軽く切れるので「土が春を待っている」という強い印象は持ちにくく、損しにくい形ではないかと思います。

他の語順・助詞もありますので、これひとつが正解ではないですが、コメントの2句で比較するならば、という感じです。

そして私の「鰆」の句の件ですが、秀作を上から順に見ていけば「あ~い~う~」ぐらいのひらがな・カタカナのあたりに普通にいますよ。

点数: 2

「電池かえまた時刻む春の午後」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 電池かえまた時刻む春の午後

おはようございます。

「時計」と言わずに省略しているのに、わざわざ時計を限定して「時刻む」という説明。
これでは説明が遠回しになっているだけで、時計と書かなかった意味がないのでは?

「午後」という言い方で時間という概念は入ってくるので、何が動き出したかを言わずに「春の午後に何かが時間とともに動き出した」というイメージでの提案句です。

・電池かへ動き出したる春の午後

点数: 2

「転職や取った杵柄すてた春」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 転職や取った杵柄すてた春

おはようございます。

お気持ちはわかる句です。

上五「転職」と中七以降の「とった杵柄すてた」でかなり意味が重複している説明になっている気がします。
「とった杵柄すてた」の十音分、なぜそう思ったのかを描写するなど、他のことを表現したほうが、風景が広がるのでは。

・転職やわからぬ道具眺め春

なお念のため。「杵柄」だけでは「杵の柄」という意味しかないので、「取った杵柄」として慣用句に寄せたのは、用法としては間違いではないと思います。

点数: 2

イサクさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

凡などと呼べぬ柿あり能く熟れて

回答数 : 5

投稿日時:

まずひとつ秋の嵐を止めてみよ

回答数 : 31

投稿日時:

父の日と思う普通の日曜日

回答数 : 34

投稿日時:

山笑う地球に罅の入るほどに

回答数 : 48

投稿日時:

やりましたって声が聞こえて風光る

回答数 : 51

投稿日時:

イサクさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

水鳥の親子のつける波の跡

作者名 本田太郎 回答数 : 3

投稿日時:

右足の先から滲むはしり梅雨

作者名 鳥越暁 回答数 : 3

投稿日時:

部屋の中熱気のこもる大晦日

作者名 竜虎 回答数 : 7

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ