「秋の池波紋の底の底に閑」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 秋の池波紋の底の底に閑
おはようございます。
季語「秋の池」に対して、はっきり見えていない「底の閑」が対比の相手になっているのですが、目の前に見えている「波紋」が若干の邪魔をしているように見えます。
あと、上五で切れていると思うのですが、中七下五の近さが説明っぽくなってしまっているのも気になります。
「底の底」という大袈裟を強調する描写が気になるというのもあるかもしれません。
この句で何が言いたいかというより、げばげば様が何をしたいか、ということを考えると、提案というよりはバリエーションとして・・・あまり上手くないですが。
答えを出さない
・秋の池波紋の底の底の底
語順
・波立つ底の底に静秋の池
・秋の池閑は波紋の底の底
・貯水池の波紋の底の底に秋
正直なところ、こっちの方がいいですね。こっちは「貯水池」が立って「波紋」は修飾語なので目立たず、切れなしなので近さは気になりません。
「秋」と呼ぶ何か。何を見つけたのかは、想像に頼るところです。
点数: 3