回答者 イサク
添削した俳句： 紫陽花やあうらやさしき土の道
こんにちは。
名前が出た気がしたので登場しました。
私の「あうら」は団扇の句ですね！
実は、げば様の名句で「蹠（あなうら）」という言葉を使った句が先にあるのですよ。
Ｎ先生絶賛の名句でした。
で、御句。
中七「あうらやさしき」ということで助詞を省略してしまうと、「あうら（足の裏）がやさしい」という意味にとってしまいそうです。
ここは誤読をしっかりと防いでおきたいので、助詞の「に」は入れておきたいです。
とすると音数の問題もあり、「やさしき」という感想の四音もちょいと変更したくなりました。
・紫陽花やあうらにやはき土の道
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回答者 イサク
添削した俳句： 鼻先へ雨粒ひとつ四葩坂
こんにちは。
取り急ぎ。
◆下五「四葩坂」いいですね！
ここだけで類想感を脱している気がするぐらいです。
◆「ひとつ」ここが緩いですよね・・・
「鼻先へ」と「ひとつ」の合わせ技も気になりますね。
ただ、最近は気取った単語をどちらかといえば避けているので
（某句会の「冬の草」も、意識していませんでしたがそういう傾向なのだと思います。評がなくても負けない😢）
その目線では、「鼻先へ」そのものは許容できる気がします。
風景を足して、さらに地味に見える句へ。
・鼻先へ雨や四葩の坂に風
点数: 2
回答者 イサク
添削した俳句： 四葩越しピアノの稽古キラキラ星
こんにちは。ご挨拶ありがとうございました。
あつこん様のことは気に留めておりました。
あらためてあつこ様、よろしくお願いします。
さて気になったのは
◆三段切れ感
◆【越し】【稽古】の説明が強い
この二点が大きいです。
三段切れ感については、どの言葉とどの言葉がつながっているか、をご自身で決めるとよい気がします。
あと、この句は他所の家の話ですよね？とすると「稽古」というのは説明しすぎだと思います。
【字余りさせるなら上五がいい】というテクニック論がありまして、「キラキラ星」を上五にもってきて（げばげば様もそのつもりで、上五に「キラキラ星」にしていると思います）
コメントそのままで、紫陽花の庭の風景に収束させます。
・キラキラ星ピアノの家の四葩かな
点数: 2
回答者 イサク
添削した俳句： 日めくりの丸きふくらみ扇風機
こんばんは。
とりあわせの練習ですね。
「扇風機」ですと
◆生活用品（日めくり）に生活用品（扇風機）を合わせるという理屈が見えること
◆同じようなサイズのモノがふたつ並んでしまったので、この句は何を見せたいかわかりにくくなってしまったこと
などが、少し弱点になったようです。
単純にとりあわせの句という視点で言えば、佐渡様の提案「日めくりの丸きふくらみ茄子の花」が良いですね。御本人は「茄子の実の丸み」という理屈で繋げたっぽいですが、「茄子の花」は実ではないので、その理屈はつながらないので大丈夫かと。
たとえば
・日めくりの丸きふくらみ夏の宵
これくらいから初めて、比較してみるとよいかと思います。
点数: 2
回答者 イサク
添削した俳句： しとしとと紫陽花の赤映える雨
こんぼんは。
語順などに原因があるのですが、全体が「雨の説明」になってしまっていて、その説明のために季語
上五の「しとしと」も「雨」を強調するオノマトペですし。
「紫陽花の赤」という語順にこだわらなくてもよいのでは？と思います。
と言いつつ、その言葉を使って提案の句を考えてみます。季語の「紫陽花」をいかに主役にできるか・・
・紫陽花の赤の小雨に光りけり
やはり「紫陽花の赤」という語順にこだわらない方が、工夫の幅が広がりそうです。
・雨の中光るか赤き紫陽花は
点数: 2
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