俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の高い順の1357ページ目

「学舎の生まれ変はりて泉かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 学舎の生まれ変はりて泉かな

おはようございます。

「生まれ変わり」が説明っぽい気がします。よくみたら擬人法ですしね。
まあこの題材では仕方ないか・・・

「生まれ変わった」ではなく
「旧校舎」「旧校舎の解体」「新校舎」など、瞬間のイメージと季語「泉」をあわせていくのが、俳句的にはよいのではないかと思いました。

点数: 0

「大漁の港にぎわう人いきれ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 大漁の港にぎわう人いきれ

おはようございます。

季語がありません。

「にぎわう」と「人いきれ」が意味が重なってます。
「大漁」もありますし、この場合「にぎわう」の説明が不要だと思います。
そこで季語を入れましょう。

・人いきれ大漁の港は入梅

点数: 0

「逆富士の静謐を湛える泉かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 逆富士の静謐を湛える泉かな

こんばんは。

字余りの件は出ていますので、あえて別のことを書きます。
「静謐」この言葉があるために「さかさふじの」と六音の字余りになったり、「逆富士の静謐」と繋げなければ意味が続かないので中七の収まりがむずかしいようです。
また、「静謐」ちょっとかっこつけている系のワードなので、今回は外してみましょう。
なおじい様の提案句に近くなります。

・逆富士湛えて静かなる泉

点数: 0

「時とまる寒し教室いす座り」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 時とまる寒し教室いす座り

こんばんは。

◆このままでは「時止まる」「寒し」「教室」「いす座り」と単語が並んでいるだけで、ブチブチに切れています。
◆教室が寒いと言いたいならば「寒き教室」です。
 ここを直しても、「三段切れ」という良くない形です。

俳句は単なる日記ではなく「詩」にするのが目標で、他人が読んで「詩」を感じることの方が大事なので、そのための工夫が要ります。
たーとるQ様のいうとおり曖昧な「時とまる」をやめてみたり、逆に「時とまる」を生かし切ってみるのもアリかもしれません。

・時とまる彼女の椅子に座ったら

 季語がなくなり、俳句からは遠くなりましたが、詩は少し出たのではないかと思います。

点数: 0

「泉汲む我を見つめる我ひとり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 泉汲む我を見つめる我ひとり

こんばんは。

初読は単なる自省の感じかと思いました。
何度か読んで「もしかしたら、泉に映った自分といいたいのかなあ・・・」と思いました。その句意でよいようですね。

◆「汲む」という動詞と、中七下五が合っていない気がします。
◆「ひとり」という数詞は要りますか?
 「我を見つめる我」ですよね?
◆泉だから水面に自分が映る、というのがどことなく理窟っぽい気がして気になります。ただ、そういう句意なのでそこは置いておきます。

たとえば

・泉底に我を見つめる我のをり

説明的にするならこんな感じでしょうか。

点数: 0

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