「花吹雪憧れを胸に第一歩」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 花吹雪憧れを胸に第一歩
こんにちは。はじめまして。
こちらの句、季語一つ、五七五のリズムはできていて、俳句の形にはなっています。
意味も理解できます。
そこまではOKです。第一段階をクリアしています。
ご本人が「特に意味はなく」とおっしゃっているとおり、感動を感じにくい俳句になってしまっているところが残念だと思いました。
検討できそうなところを少し挙げます
◆「憧れを胸に第一歩」ここ、悪い言葉ではないように見えますが、
・誰かが作った言葉を借りてきているような感じがあり、どこかで繰り返しみたような言葉です
・具体性がなくぼんやりした言葉なので、「入学」「入園」「新入社員」など何でも当てはまってしまうので、風景を想像することが難しいです
・桜の季語【花吹雪】にこの言葉をくっつけると、いよいよどこかで見たような・・・
・特に中七「憧れを胸に」が抽象的すぎるのが問題かと思いました。そのために「第一歩」も、本当に歩いたのか心の中の気持ちの一歩なのかわからないままです
という感じです。
まずは「少しの具体性を持たせた言葉」で、受け取った人間が映像を思い浮かべられるようにしたいところです。その上で「どこかで聞いたような言葉ではなく、自分だからこそ出せるような言葉」を出せるようになるとよいかと思います
・花吹雪ふる校門をいざ一歩
点数: 3