俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1357ページ目

「花吹雪憧れを胸に第一歩」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 花吹雪憧れを胸に第一歩

こんにちは。はじめまして。

こちらの句、季語一つ、五七五のリズムはできていて、俳句の形にはなっています。
意味も理解できます。
そこまではOKです。第一段階をクリアしています。

ご本人が「特に意味はなく」とおっしゃっているとおり、感動を感じにくい俳句になってしまっているところが残念だと思いました。

検討できそうなところを少し挙げます

◆「憧れを胸に第一歩」ここ、悪い言葉ではないように見えますが、
・誰かが作った言葉を借りてきているような感じがあり、どこかで繰り返しみたような言葉です
・具体性がなくぼんやりした言葉なので、「入学」「入園」「新入社員」など何でも当てはまってしまうので、風景を想像することが難しいです
・桜の季語【花吹雪】にこの言葉をくっつけると、いよいよどこかで見たような・・・
・特に中七「憧れを胸に」が抽象的すぎるのが問題かと思いました。そのために「第一歩」も、本当に歩いたのか心の中の気持ちの一歩なのかわからないままです

という感じです。
まずは「少しの具体性を持たせた言葉」で、受け取った人間が映像を思い浮かべられるようにしたいところです。その上で「どこかで聞いたような言葉ではなく、自分だからこそ出せるような言葉」を出せるようになるとよいかと思います

・花吹雪ふる校門をいざ一歩

点数: 3

「夏めくやひとつの区切り二千段」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 夏めくやひとつの区切り二千段

おはようございます。
二千段おめでとうございます!
もうすぐ抜かれますね、というか通過点宣言!頼もしい!
抜いてってくださ~い

点数: 3

「小さき庭あふるるリズム五月雨」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 小さき庭あふるるリズム五月雨

句の作者問題と、著作権について、補足します

自分の責任で出される句集や、結社の会報などでしたら、たとえば師匠の添削を受けた上で、著作権は自分にある状態で掲載することはあるはずです。
クローズドの句会でのアドバイスなんかもそうですね

このサイトで出された「添削希望の句」と「提案された句」は、まず全世界にネットで公開されてしまっているという問題があり、
提案の句は、師匠でもなんでもない人間が責任のない状態で出している句で、権利や責任の所在が不透明です。提案句作者が「著作権を差し上げます」と明確に言えば権利はセーフですが、このサイトを見た第三者が「もとの作者の作品ではない」と思ってしまうのは止められないと思います
し、その添削にうっかりミスがあった場合、提案句を出した人間のミスが別の場所に広がることにもなります

「著作権のあるなし」と「本人の句と認めるかどうか」はややずれた問題なのですよね・・

例として、某お茶飲料会社の俳句募集事業では著作権はすべてお茶飲料会社に移ります。俳句そのものは会社側が自由に使えるようになるのですが、「飲料会社が作った俳句」とはならず、本来の作者の作品として扱われています。

いろいろややこしいので、あとはご本人の良識と、投句先の判断になるかと思います

点数: 3

「眺めてる遠い山から千の風」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 眺めてる遠い山から千の風

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。

まずは、お気持ちの俳句として、このままの形でお残し下さい。
以下、想いよりも技術的な話に偏ります。

無季でも良い題材なのですが、季語がないのはやはり弱点となります。
この句の場合、
中七は映像を作っているところなので、大きく変えてしまうと句意が変わってしまいます。下五「千の風」は作者であるひらり様の狙っている言葉ですね。

上五の「眺めてる」は、省略しても句の意味はあまり変わりません。作者が眺めているから「山」が見えているわけですからね。
ここを他の言葉に変えても句の意味は大きくは変わらなさそうなので、ここを季語に置き換えることをお勧めします。

ここで「山」の季語や「風」の季語を使うと、中七下五の「山」「風」とぶつかってしまいます。とはいえ、突飛な季語はやはり句意に合いません。山や風といっしょに存在していそうな別の季語を探してみてください。

たとえば
・夏雲や遠き嶺より千の風

いかがでしょう?

点数: 3

「蛇這ふや大空あるを知ずして」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 蛇這ふや大空あるを知ずして

こんばんは。

下五「知らずして」として読ませていただきます。

◆中七下五の十二音「空があるのを知らない」という、どこかで誰かが使ったような内容の言葉が気になるところです。
 かつ、「蛇」でなく「蟻」「蚰蜒」などの動物季語でも、あまり映像が変わらない十二音である点が、季語「蛇」の句としては難しいところ。
 作者にとって「大空を知っている動物」と「大空を知らない動物」の境界線はどこでしょうか?それが「蛇」である、と納得できるよう措辞を工夫できれば、「蛇」の句として素晴らしいものになります(今の私にはできません)

季語「蛇」である必然性。
たとえば、蛇は樹上や民家へ登ったり、かなり立体的に動くので、なおじい様が先に書いている「空の広き」を借ります。

・蛇這ふや空の広きを目指さむと

点数: 3

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