「寄り添いて家族のようにつくしんぼ」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 寄り添いて家族のようにつくしんぼ
こんにちは
悪くない句だと思います。
「つくしんぼ」の一物句であることと、文語現代仮名使いがこの句ではやや違和感でしたので、二文字だけ変えたいです
・寄り添って家族のようなつくしんぼ
点数: 3
回答者 イサク
添削した俳句: 寄り添いて家族のようにつくしんぼ
こんにちは
悪くない句だと思います。
「つくしんぼ」の一物句であることと、文語現代仮名使いがこの句ではやや違和感でしたので、二文字だけ変えたいです
・寄り添って家族のようなつくしんぼ
点数: 3
回答者 イサク
添削した俳句: 北国の夜明けの如く桜映ゆ
こんにちは
そうですね「映ゆ」問題
俳句というのは説明や作為と相性が悪いので「○○目立つ」とか説明されると興覚めしがちです。「映ゆ」「映える」も同じで、わざわざ「映えているよ」説明されなくても・・というケースが多いです。
御句も同じで、他の部分で使った言葉を信頼すべき(あるいは工夫すべき)で、「映ゆ」とわざわざ説明する必要はないと思われます。
・北国の夜明けの如き桜かな
「映ゆ」「魅ゆ」などの説明をするよりも、そう思えるような句を作りましょう、ということでしょうね
点数: 3
回答者 イサク
添削した俳句: 灯台は海のはじまり鳥帰る
こんにちは
こちら、これまでの山口様の句の中で抜群に良い句だと思います。
因果も(御本人の中ではあるかもしれませんが)適度に離れていて、季語の風景がきちんと出されていると思います
点数: 3
回答者 イサク
添削した俳句: 令和なり世代交代染井吉野
こんにちは
普通に読んだら、私も上五断定の助動詞「なり」の終止形と受け取ると思います。名詞に「なり」が直接付く形なので。
こういうケースでは、作者側に誤読を防ぐ配慮は要ると思います。作者が絶対に「令和になり」という意味で読ませたいなら、今回は字余りにして助詞「に」「と」を入れて「令和になり」「令和となり」という形の方がよいと思います。
で、「令和になり」という意味だとしても、意味が一旦切れていますね。「~~になり、~~した」という、文と文をつなぐ連用中止法(合ってます?)の形だと思います。
句の流れは上五で一旦で切れるので、上五から中七に無理につなぐよりも、上五に切れを入れて中七下五をつなぐ方が技術的にはよいかと思います。という意味で「令和なり」を生かすなら、あらちゃん様の提案句がよろしいかと思いました。
で、
上五「令和なり」と断定するならばともかく「令和になり」では説明なので、
日記俳句としてはこのままでもいいのですが、人に見せる俳句ならば「令和になり」という説明を省略して、別の詩を入れていくことを個人的にはお勧めします。
点数: 3
回答者 イサク
添削した俳句: 梔子や遺書なく死せし祖父の部屋
おはようございます
まずはお悔やみ申し上げます
御句、日記俳句であれば他人が触れにくい内容です。
それでも指摘するとすれば
◆実景だという理由を抜きにして、「梔子」と「死」が即きすぎていると感じます。死を題材にした句に「梔子」は、誤解があるかもしれません
◆「遺書なく」は連用形で「死せし」にかかっていて、説明感がありますね
逆に、「遺書」という言葉を使うのであれば「死」という言葉を回避する方法はありそうです
描写という面では「遺書なく死す」という説明よりも、
★「遺書なし」という事実のみ、あるいは
★コメントにある「旅行好きで写真好きだった祖父」「多くのコレクションやアルバム等の遺品」「途方にくれている」「がらんとした祖父の部屋」などの方をもう少し出していくのが良いように感じました
★「死」を題材にした句は、季語をある程度明るいものにするという手もあります
他人には手を加えにくい心情です。無難な句を置いておきますが、いろいろとお気持ちを整理する方法はありそうです
・春昼や祖父の残した祖父の部屋
点数: 3
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