俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1353ページ目

「折り紙の正しき折り目雛の宴」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 折り紙の正しき折り目雛の宴

こんばんは。

御句、特に「紙雛」を意識させなくても、こどもが折り紙で遊んでいる風景として受け取れます。
「正しき折り目」で、親や年長の兄弟が手本として折っているような風景になるかな?
悪くないと思います。

点数: 2

「鍋をしてもひとり椅子で春を待つ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 鍋をしてもひとり椅子で春を待つ

おはようございます。

◆この句、「鍋をしてもひとり」の説明臭さが気になりますね。
 「鍋ってみんなでやるもので、一人ってかわいそうじゃない!?」という押し付けっぽい言葉になっていて、孤独感というより、孤独であることを主張しすぎているように感じました。
◆初読では状況が読み取りにくく、人が集まらなかったわけではなく最初から「一人鍋」を食べていると受け取れました。今どき、一人鍋用の道具もいろいろと売っているくらいですから・・。
 人が集まらなくて孤独、というストーリーを背負わせるよりも、最初から「一人鍋」でもあまり句意は変わらないかと。
◆鍋料理という意味の「鍋」は、冬の季節感を持つので、「春を待つ」との季重なり的っぽくもなっています。いわゆる「主役の季語はどっち?」という状態です。

俳句とは多くを語らず・説明せずに季語に託すもの、という基本から言えば、御句は「鍋をしてもひとり」の部分で説明しすぎ・語りすぎているので、やはりここを変えた方がよいかと思いました。

・ひとり分の食器を出して春を待つ

点数: 2

「制服のタイにアイロン春を待つ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 制服のタイにアイロン春を待つ

こんばんは。

この句の「セーラー」版をあっちで見てからの意見です。
杖の句を褒めるのはげばさんに任せて・・

「セーラー」「アイロン」が主役を食い合ってしまった感じですね。「制服」なら「アイロン」に比重が行きそう。
それでも季語「春を待つ」への作為は少々感じますので・・

「制服」にして、助詞の再検討と、季語の斡旋を変えたら、面白い句になりそうです。
たとえば下五の季語「春の雨」とか・・(おっと)

点数: 2

「愛猫の爪の尖りや地虫出づ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 愛猫の爪の尖りや地虫出づ

こんばんは。

季語を理屈で使っているので、「地虫出づ」という季節よりも「猫が虫を追うこと」を説明するために季語「地虫出づ」を使っている、という句になってしまっているようです。
完全に猫が主役で、虫が「地虫」でなくてもいいですし、ぶっちゃけ春じゃなくてもいいような?

補足:この季語は啓蟄の頃の「冬眠していた虫が地面から出てくる」ことを主に現すので、屋外の地面が見えている風景の方が似合う季語です。

さてどうしましょうか。季語「地虫出づ」を使うなら春の季節感を持たせたいですし、猫を描写したいのなら猫を描写して、季語を変えた方が・・と思いました。

・啓蟄や猫みな爪を研ぎはじめ
・猫はみな虫を追うもの目借時

点数: 2

「斑紋の鰆ピチピチ出刃の前」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 斑紋の鰆ピチピチ出刃の前

こんにちは。

佳作おめでとうございます。と言いつつ厳しめな通常運転ですと、

こちらの句は一物句のようなものですね。
鰆の描写で攻めるなら「斑紋」を中心に通すか、「ぴちぴち」方向でまとめるか。両方入れるのは描写が散漫になりそうです。
そして「出刃」を主役にしない、という感じでしょうかねー?
・出刃の前鰆の斑のぬらぬらと
・ぴちぴちと跳ぬる鰆の腹へ出刃

佳作の句は、「旬の」がかなり勿体なかったと思います。
「重ね箸」の理由を説明をしたくなってしまって「旬の」を入れたのだと思いますが、入れなくても「鰆は春の季語」なので・・・食べ物の季語に「旬の」という説明は勿体ないと思います。
「一献や」も、「重ね箸」の状況の説明として置かれているように感じます。「季語でない上五の【や】切れは難しい」という言葉そのものの感じですね。

「ピチピチ」の句と比較したら「重ね箸」の句が掲載になるのは順当だとは思いますが、郁斗様ならもう少しできそうな気がします。こちらの提案句は置かずにおきます。

点数: 2

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