俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の低い順の1350ページ目

「朝日糸切り歯晒せり白薔薇」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 朝日糸切り歯晒せり白薔薇

おはようございます。

◆「朝日」で切れているのをなんとかしたいです。
 朝日が犬歯、白薔薇どちらにもかかっていませんので。
◆「隠したい犬歯」は句からはわかりませんでした。晒す、とあるので「わざと晒している」という解釈になりました。
◆句の構造が複雑すぎて「二物衝突」にはなりきれていないかも。

もう少し単純化して、受け手にやさしくして、俳句のリズムを守ったほうがいいように思います。

・隠したき犬歯や庭の白薔薇

点数: 3

「風に舞いこころ躍るやいわし雲」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 風に舞いこころ躍るやいわし雲

こんばんは。

掲句:風に舞いこころ躍るやいわし雲
別句:雲およぎ花の香のせて秋運び
別句:夏空に終止符打ちて風なびき
別句:虫の声響く夜風の心地よさ

流れ星様は「空」「風」「雲」などを多く使っていて、音数合わせできれいな(空、風、雲など)言葉を使おう、みたいなことを無意識にしている気がします。

掲句についても上五の「風に舞い」これが上記のようなイメージの五音で、上五五音分の穴埋めのようです。
自分が風に舞っているとすると、人間が風に舞っていることになりますし、悪く言えば、目立ちたがりのように自分が句の中に入りすぎだと思います。
いわし雲のことだとしたら、いわし雲って風に舞いますかね・・・?

上五の五音分はもっときっちり「いわし雲」を描写するか、自分の「こころ躍る」を補足するか、だと思いました。「風に舞い」では何がどのように舞っているのかわかりませんね・・

コメントの意味を大事に、俳句っぽくしてみます。

・いわし雲見ればこころの躍りたる

点数: 3

「サメの口開いたペン立て秋深し」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: サメの口開いたペン立て秋深し

おはようございます。敢えてこちらへ。
卓鐘様ぐらいなら研究してそうなネタをつぶやきますので、そのまんま読んでいてください。

「素人句会は危険」と言われるんですよ。
選・評が「出来の悪い句でも選されて高得点をとってしまい、佳句が評価されず、素人なのでその結果を鵜呑みにしてしまう」ので。

芸術はそういうところの多いジャンルで、わかるところでは絵画の世界は良く言われますよね。ゴッホ、ゴーギャン、モディリアーニは生前絵が売れず(=素人の金持ちに評価されていない)、ピカソ・ムンクなどの絵を解説なしで「良い」と思える素人がどれだけいるか?とか。
スポーツの世界もある程度そういうところがあります。素人が気づけないようなポジショニングなどの好プレーが。
娯楽作品であるマンガ・アニメですら、素人人気と「名作」は若干、異なるラインナップになるかと。ガンダムやエヴァの初回放送打ち切りが好例でしょう。

素人にもわかる佳句。俳句の技術を踏襲した「上手い句」でありながらそういう句を作るのは相当難題です。そもそも「取り合わせってなんやねん」てところからスタートですし。
作句を始めた素人の目線には「ダニング=クルーガー効果」もありますしね・・
私も素人の領域を脱しているわけではありませんので、謙虚にならねばなりませんね。

で、御句。
げば様の褒めコメントを待ってからコメントしようと思っていましたが、褒めないイサクがお先になってしまいました。

即吟チャレンジがんばってますね。
駄句っぽくても「あとで推敲できる」「形にならない句を諦められる」ので、私は多作派です。

リズムの三段切れ感、が気になりました。
頭を使って考えれば上五中七は繋がっていますし山本山でもないですが、直感的にひっかかかりました。
「サメの口の開いたペン立て秋深し」と上五字余りにするのが通例ですが、今度はちょっと冗長。

解消のためにはどこに手を加えようか・・というのを考えていましたが
「サメの口+ペン立て」があれば「開いた」がなくてもいいかも?というのは感じます。
「ペンを噛むサメのペン立て」
こうすると、また別の季語が合いそうになってきました。

・ペンを噛むサメのペン立て八月尽

即吟と推敲は別物なので、ひとまずこんなんでどうでしょうか?

点数: 3

「オリーブの実残るグラス君去りぬ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: オリーブの実残るグラス君去りぬ

こんばんは。

確かに「オリーブの実」に季節感がありません。風景を彩ってはいますが、単なる小道具になってしまっていると思います。
「君去りぬ」で句の答えを全てを出してしまっています。この下五を言わないことで受け手に委ねられそうなので、ここに季語を入れてみるのはどうでしょうか?

・オリーブの残るマティーニ星月夜

点数: 3

「追憶の声のやうなる秋風鈴」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 追憶の声のやうなる秋風鈴

おはようございます。

なおじい様と負乗様のやりとりが楽しそうなので参加です。

「追憶の声」が具体的な映像ではなく、受け手に負担がかかるところで、さらに「のような」という比喩にしているので、ふわっとしすぎるのではないかなあ?
と、なおじい様は言いたいのかと。
違ってたらすみません。

なので、たとえば「秋風鈴の音は追憶の声だ」と断定してしまいましょうか。

・秋風鈴鳴る追憶の声として

あるいは、距離を少し離して二物にします。

・追憶の声はやさしき秋風鈴

どうでしょ?

点数: 3

イサクさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

嘘つきと言はれて秋は深まれり

回答数 : 32

投稿日時:

困難も苦難も句材俳句の日

回答数 : 17

投稿日時:

人の句は人の子である時鳥

回答数 : 39

投稿日時:

手の甲にねぎの絵を描く二月尽

回答数 : 5

投稿日時:

征く雲の集める星や龍天に

回答数 : 45

投稿日時:

イサクさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

秋の星結べる距離の美しさ

作者名 宙也 回答数 : 2

投稿日時:

仲秋の名月眺む侘びながら

作者名 いなだはまち 回答数 : 5

投稿日時:

元旦や集いし家族みな笑顔

作者名 中村あつこ 回答数 : 4

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ