俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削得点の高い順の1346ページ目

「山でなく鶯今は街で鳴く」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 山でなく鶯今は街で鳴く

こんにちは。はじめまして。よろしくお願いします。
俳句歴はあまりない感じでしょうか?

五七五の調べに季語を入れる、という基本はできています。

◆上五「山でなく」は、「山ではなく」のか「山で鳴く」のかどちらでしょうか?どちらでも意味は通じるのですが、曖昧な日本語は受け手を混乱させるので、あまり得ではないと思います。
 とりあえずは「山ではなく」の意味で受け取ります。が、後述しますがこの上五にはやや問題を感じています。
◆上五がどちらの意味でも「今は」の意味がわかりにくいです。どんな「今は」なのでしょうか?
 「今はもう山では鳴かない」という意味が出てきてしまって、「山が開発されて自然がなくなってしまいました」という皮肉な裏の意味を感じました。が、コメントを見るとそんな意味ではないですね。「山」は単なる過去の記憶です。
◆「山」を強調すると、上のような「山では鳴かない」という意味になってしまいます。そんなことはないですよね?
 「鶯が街で鳴く」と書いていれば「街ではない場所で鳴く鶯」も受け手が頭の中で比較してくれるので、コメントの句意であれば「山」を出すのは不要かと思います。
◆俳句は現在を表現するのが良いです。過去の比較は説明っぽくなりますし、文字も多く要ります。その意味でも「山」は出さなくてもよいと思いました。

・ここらでは街に鶯鳴きてをり

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「さえずりのかしましきかな散歩道」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: さえずりのかしましきかな散歩道

こんにちは。

悪くはないのですが、春の季語「さえずり」を、もう少し引き立たせたいですね。
語順やつながりで「散歩道」が主役になっています。
「さえずり」を「かしましい」と説明して、中七切れ字「かな」で詠嘆しているのも、「さえずり」が脇役になっている理由です。

「散歩道」という単語に映像があまりない(どんな道かわからない)ので、これは諦めてもいいかもしれません。
本筋では「囀り」はそういう求愛の声で春を感じる「季語」ですので、「かしましい」と言ってしまった時点でちょっと難しいかも・・・

・囀りに驚くほどの響きあり

点数: 0

「それぞれの笑顔こぼれる寒桜」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: それぞれの笑顔こぼれる寒桜

こんばんは。

寒桜は冬の季語です。
この時期は普通に「桜」なのでは・・・早咲きではありますが。

言いたいことは伝わるのですが、この句は下五の季語の部分に、きれいなものなら何でも入ってしまいますね。上五中七が曖昧で漠然としすぎている、というのもあります。

上五中七が「寒桜」を立てているか?
季語が「寒桜」で良いかいいかどうか?
どちらも、再検討の余地がありそうです。

・早咲きの桜に笑顔こぼれけり
・それぞれの笑顔こぼれる花見かな

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「壇ノ浦に千年の飢ゑ春の月」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 壇ノ浦に千年の飢ゑ春の月

こんばんは。

吟行の旅のようで少しうらやましい気もします。
リアルの日常がありますので真似はできませんが・・・

御句、雰囲気はいいのですが「飢ゑ」がとらえきれません。
壇ノ浦と言えば源平合戦?ですと850年弱ぐらい。これを「千年」と言っているのでしょうか?
だれか解説できますか?

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「甘声を出してはちゅーる猫の恋」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 甘声を出してはちゅーる猫の恋

こんにちは。

このサイトで何度か猫の餌トークは出ているので初見で理解しましたが「ちゅーる」は通じるのかな?・・・と検索をかけたら、この商品しか検索結果に出てきませんでした。
なので他の知らない言葉のように「調べれば大丈夫」ですね(笑)

「甘声を出しては~」が季語「猫の恋」に含まれていそうなものの、「甘声」「ちゅーる」の対比構造なので、この句意で外すのは厳しいですね・・・

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イサクさんの俳句添削依頼

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