「秋晴れや鳶悠々と田は黄金」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 秋晴れや鳶悠々と田は黄金
おはようございます。
一工夫というか、まずは基本を見直したいように思います。
この句では「季語」と「五七五の接続」です。
◆「田は黄金」秋の田んぼことですね? 意図的に言い替えているのかもしれませんが、秋の田んぼの映像と季節感が強く出ていますので、冒頭の「秋晴れ」と実質的な季重なりになっています。
映像のしっかり出ている田んぼの方を「秋の田」「稲田」などの季語に変更し、鳶の飛んでいる風景は「空」「晴れ」でよいのではないでしょうか。
あるいは「鳶が悠々と(飛んでいる)」のがわかれば、空を見ていますし、悪天候ではないです。わざわざ「空」「晴れ」と言う必要もないかもです。
◆【秋晴れや/鳶悠々と/田は黄金】三段に切れていますね。「空」と「鳶」はつながるので、構成を変えればなんとかなりそうです。
元句をある程度生かして
・晴天を鳶悠々と田色づく
ここから、
・秋の田や鳶悠々と回りをり
・鳶高きところを飛べる稲田かな
こんな感じでしょうか。
点数: 2