俳句添削道場(投句と批評)

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「秋晴れや鳶悠々と田は黄金」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 秋晴れや鳶悠々と田は黄金

おはようございます。

一工夫というか、まずは基本を見直したいように思います。
この句では「季語」と「五七五の接続」です。

◆「田は黄金」秋の田んぼことですね? 意図的に言い替えているのかもしれませんが、秋の田んぼの映像と季節感が強く出ていますので、冒頭の「秋晴れ」と実質的な季重なりになっています。
 映像のしっかり出ている田んぼの方を「秋の田」「稲田」などの季語に変更し、鳶の飛んでいる風景は「空」「晴れ」でよいのではないでしょうか。
 あるいは「鳶が悠々と(飛んでいる)」のがわかれば、空を見ていますし、悪天候ではないです。わざわざ「空」「晴れ」と言う必要もないかもです。

◆【秋晴れや/鳶悠々と/田は黄金】三段に切れていますね。「空」と「鳶」はつながるので、構成を変えればなんとかなりそうです。

元句をある程度生かして

・晴天を鳶悠々と田色づく

ここから、

・秋の田や鳶悠々と回りをり
・鳶高きところを飛べる稲田かな

こんな感じでしょうか。

点数: 2

「ゆで玉子つるんと剥けて秋の空」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: ゆで玉子つるんと剥けて秋の空

こんばんは。

この句はいいですね!できている句だと思います。さわやかですね。

点数: 2

「梢まで纏われるかな蔦紅葉」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 梢まで纏われるかな蔦紅葉

こんばんは。お久しぶりです。

この句は、
上五中七が「梢まで纏われる」という受身の形になっています。こちらの主語は、名前のわからない木ですかね?
季語の「蔦落葉」は「纏われる」のではなく「纏う」方ですね。

この主語の入れ替わりの違和感が大きいと思います。
季語として「蔦落葉」を使うならば、「纏われる」という受身の言い方を混ぜて使うのは難しい気がしています。

・蔦落葉木々をあまねく纏ひけり

点数: 2

「秋燈下三十八年ぶりの記事」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 秋燈下三十八年ぶりの記事

こんばんは。

とらほー!
実は1998年に横浜が日本一になったのも三十八年ぶりだったのです!

「灯火親しむ」の傍題としての「秋燈下」だとしたら、下五の「記事」と合わせてしまうとやや説明臭いかなあ・・・と思ってしまいました。
海郷様あらため郷里様の言うとおり、この形なら下五に置いた方が生きそうですし、げば様の言うとおり季語を変えた方がすっきりするかと。

・灯火親しむ猛虎三十八年ぶり

点数: 2

「白菜に染み入る塩に力あり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 白菜に染み入る塩に力あり

こんにちは。

「塩に力あり」という岸本様なりの発見ですね。ここには詩を感じます。
散文の形を避けるため、先に言い切ってみるのはいかがでしょう?

・塩に力あり白菜に染み入れり
 (上六音の字余りで読んでください)

詩になるのであれば主観客観にはあまり差がないと思います。

ただ、個人の主張や意見は押しつけがましく感じることもありますし、標語みたいになってしまうと感動が離れがちです。単なる日記・エッセイになってしまえば詩としての感動は呼びにくいことがあるかもですね。
「自分の意見を詠む」というのは、自分が思うほど他人には響きにくいことが多いので、初心者には「客観視・客観を詠む」というのが推奨されることが多いと感じています。

点数: 2

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