「伊吹嶺を大きく曲がる渡り鳥」の批評
回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 伊吹嶺を大きく曲がる渡り鳥
久田さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。
これは良いですね。調べて初めて知ったのですが、伊吹山、素敵な所ですね。この山嶺を悠々と飛ぶ渡り鳥の姿が浮かびました。
以下は添削というより、僕だったらこうするかなと前置きして。
「伊吹嶺や渡り鳥らは道を変へ」
点数: 0
回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 伊吹嶺を大きく曲がる渡り鳥
久田さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。
これは良いですね。調べて初めて知ったのですが、伊吹山、素敵な所ですね。この山嶺を悠々と飛ぶ渡り鳥の姿が浮かびました。
以下は添削というより、僕だったらこうするかなと前置きして。
「伊吹嶺や渡り鳥らは道を変へ」
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回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 朝霧を集めて落とす高圧線
根津さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。
んーちょっとこれは句の主役が朝霧を落としている高圧線にいってしまい、朝霧が上手く立っていないように見えました。
読後に残るのが高圧線の映像になってしまい、勿体無いかなと。
高圧線集めし霧の重さかな
こうすると読後の余韻は霧の方へ寄り、また「重さ」と書く事で読者は今にも落ちそうな水滴を思い浮かべてくれるのではないでしょうか。
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回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 秋晴の悪魔の遣い放屁虫
根津さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。
んーこれは非常に残念な仕上がりになっていると思います。「悪魔の遣い放屁虫」の印象が強く、せっかくの「秋晴れ」が機能していない印象を受けました。
「晩秋の悪魔の遣い放屁虫」
「秋曇り悪魔の遣い放屁虫」
などと変えてみても、句の雰囲気は特に変わらないのでは。
秋晴れである必要性がほとんど見つからない、見つけられない、そんな読者が大半だと思います。
だったらまだ秋晴れを消して、放屁虫の一物で読んだ方が潔いのではないでしょうか。
「その臭い地獄育ちか放屁虫」
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回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 空澄めば庭を亀虫五つ六つ
根津さん、たびたびこんにちは。
御句読ませて頂きました。
これは格段に良くなったのではないでしょうか。
「空澄めば」ここで一旦空の映像を出しつつ、庭の亀虫へと切り替わっていく。この切り替えがスムーズですねー。
「亀虫五つ六つ」これも非常に良いですね。亀虫単体ではなく五つ六つ、相当臭い事でしょう。視覚だけでなく嗅覚にも訴えてくる、実に臨場感のある句に生まれ変わったのではないでしょうか。
さて、助詞に悩んでいるようなので…。
当該する助詞の切り替え候補として、パッと思いつく限りでは「に」「を」「へ」「の」が浮かびました。
庭「に」亀虫五つ六つ…目の前の庭に亀虫が止まっている(動いていない)
庭「を」亀虫五つ六つ…庭を亀虫が飛んでいる、動いている(おそらく止まってはいない)
庭「へ」亀虫五つ六つ…今まさに亀虫が庭へやってきた
庭「の」亀虫五つ六つ…少し遠くから眺めている庭に亀虫がいる
それぞれの助詞で、このようにイメージが変わってきませんか。
それにしても助詞ってめちゃくちゃ面白いですよね。たった一文字で、亀虫の動きがこんなにも変わっちゃうんですから。
これは僕だけかもしれませんが、俳句って助詞をこねくり回している時が一番楽しいです。
ちなみに、助詞ではなく切れ字「や」を用いた場合は
「空澄みし庭や亀虫五つ六つ」…亀虫と庭の対比。空もこんなに澄んで気持ち良い庭なのに、亀虫は五匹も六匹もいる…というイメージでしょうか。
上記以外にも探せば合う助詞はありそうなので、根津さんが目にした亀虫の動きに一番近い助詞(または切れ字)を推敲されてはいかがでしょうか。
楽しいですよ助詞。
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回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: ポロックのごとき野分の後の田よ
根津さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。
まず、「ポロックって何だ?」という疑問が。野分の後の田んぼを例えるのに使っていますので、荒れた・しっちゃかめっちゃか、そんな雰囲気をイメージしました。
一応グーグルで調べましたが、アメリカの画家が出てきました。
台風にやられた田んぼがポロックの絵画のようだなあ、という意味なんでしょうか。僕には分かりません。分かる人は分かるのでしょうか。
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