俳句添削道場(投句と批評)

秋沙美 洋さんの添削投稿の古い順の4ページ目

「秋の暮ライト眩しき帰宅の途」の批評

回答者 秋沙美 洋

添削した俳句: 秋の暮ライト眩しき帰宅の途

えこさん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。
夏が去り、車がライトをつける時間も早くなってきた頃、対向車のライトの眩しさに目をくらませあわや事故に…といった経験は僕にもあって、あるよねーーと思いました。
パッと一読した時、「ライト」というワードから建物の灯りを思い浮かべてしまい、車のライトだとすぐには思い至りませんでした。ここは「ハイビーム」という語でどうでしょうか。
後は、「帰宅」「ライト」といったワードで既に日が落ちてるんだなというのはある程度推測出来ますので、「秋の暮れ」と書く必要性も少し薄く感じました。
とはいえせっかくの季語ですので、そこは触らず一句捻ってみました。

「秋の暮れ眩しや帰路のハイビーム」

点数: 1

「杖置いて診療予約秋雲」の批評

回答者 秋沙美 洋

添削した俳句: 杖置いて診療予約秋雲

晴峯さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。

お年寄りが病院で杖をちょっと横に置いて受付票を記入している…そんな情景がよく浮かびました。
「秋雲」の読み方は「あきぐも」あるいは「しゅううん」で良いのでしょうか?あえて下四にした意図があまり伝わりませんでした。
季語はあまり詳しくないのでコレにしたら?というのは出来ませんが、素一さんの「秋曇」に一票です。

点数: 1

「星月夜地球の裏から君想う」の批評

回答者 秋沙美 洋

添削した俳句: 星月夜地球の裏から君想う

夢谷さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。

地球規模の、すごく壮大なラブストーリーを短い中に落とし込んだものだなと思いました。
ですが、「地球の裏」というワードで最初に浮かんだのはブラジルでした。それもこれも某芸人のせいですが笑
その芸人が誰とは言いませんが、サバンナという体験がせっかくあるのですから、その地名をストレートに書いてもいいのでは?と思いつつ一句捻ってみました。

サバンナで君想うかな星月夜

点数: 1

「台風の夜コオロギの音香る雨」の批評

回答者 秋沙美 洋

添削した俳句: 台風の夜コオロギの音香る雨

黒柴さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。
ちょっと一句の中に詰め込み過ぎかなという印象を受けました。
これはプレバトに出てらっしゃる僕の大好きな夏井いつき先生からの受け売りなんですが、俳句の17音の器ってものすっごーーく小さくて、あれもこれも入れようとするとすぐに溢れちゃうんですよね。
「この日は台風の夜で、コオロギが鳴いていて、雨の匂いも漂ってきて……」と作者が目にした光景を漏らさず語りたい気持ちも実によく分かるのですが、それは俳句ではなくエッセイや小説といった散文の領分です。
俳句にするならば、自分が本当に語りたい事だけをスパッと切り取り、それ以外を潔く切り落とす勇気が重要かなと思います。

たとえば、台風の夜に雨の香りが漂ってきたなあ、というのを詠みたければ、
「台風の夜や雨の香漂えり」
とか

あるいは、台風だけどコオロギが鳴いてるなあ心配だなあ、というのを詠みたければ、
「台風の夜にコオロギの声遠く」
いずれも参考句とするには余りにお粗末ではありますが…あくまで例としてお考え頂ければ幸いです。

点数: 3

「鹿狩やヴィーガン肉好きを裁く」の批評

回答者 秋沙美 洋

添削した俳句: 鹿狩やヴィーガン肉好きを裁く

根津さん、こんにちは。
御句読ませて頂きました。

僕自身、鹿狩りの経験は無いのですが、ヴィーガンと一緒に食事をして執拗に菜食を勧められた経験があります。
でもどんな言葉を並べられても、どんな動物愛護のビデオを見せられても、美味いもんは美味いんだよなあ……。

句に戻りますと、句全体の流れに少し引っかかるような感じを覚えました。
個人的に、この句はすっと575にまとめた方がスッキリするかなと思いつつ、一句捻ってみました。

鹿狩りやヴィーガン達の怒号あり

点数: 2

秋沙美 洋さんの俳句添削依頼

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