雑草を抜く手の先の花すみれ
回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 雑草の毟る手の中花すみれ
こんにちは。
現句、花すみれが毟り取られた後の事を描いているように見えますが、これでは花すみれがいくらなんでも可哀想では…
花すみれは抜かずに愛でたく思います。雑草も毟るのではなく「抜く」くらいでどうでしょうか。
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回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 雑草の毟る手の中花すみれ
こんにちは。
現句、花すみれが毟り取られた後の事を描いているように見えますが、これでは花すみれがいくらなんでも可哀想では…
花すみれは抜かずに愛でたく思います。雑草も毟るのではなく「抜く」くらいでどうでしょうか。
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回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 雛罌粟や幼き赤のままに散る
こんにちは。
句歴の長い方とお見受けしました。
良い句と思います。雛罌粟の淡い色合いを「幼き赤」と表現する所に深い詩情を感じました。
提案句、幼き赤に対して「散る」という表現は少し厳しいかなと感じましたので、柔らかさを出す狙いで措辞と細かい語順に手を加えてみました。
とはいえ個人的な好みの範疇です。原句も素敵です。
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回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 幽天の蚕蛾かえりて白銀鳩
こんにちは。
初心者さんでしょうか。色々と問題はありそうです…
・まず、句材が多くて焦点がブレています。結局の所、この句は「幽天」の句なのか、「蚕蛾」の句なのか、「白銀鳩」の句なのか一読で不明です。
・光景も意味不明です。句材の多さと関連しますが、冬空の下で蚕が孵化したと思ったら、鳩に食べられてしまった句?にしか見えません…。
・季重なりは自覚のようですが、これはあまり良くない季重なりです。主役としての季語を一つしっかり立てて、オマケとしての他の季語を出すくらいでないと失敗しますのでご注意を。
・この「かえりて」は「(土に)還りて」だったんでしょうか?僕は「(卵から)孵りて」の方だと思いました。漢字にしてはどうでしょうか。
・白銀鳩、初めて目にした単語ですが、割と一般的なんでしょうか?Googleで検索してもそれらしい物はありませんでしたので…
ひとまず、五七五で季語一つの形で再度詠んでみて下さい。その際は題材を詰め込み過ぎず、詠みたい季語を一つに絞って。
言葉の知識は広そうな印象を受けましたので、そこは武器として頑張って下さい。
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回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: 色褪せる雨の銀座や冴返る
こんにちは。
個人的には、「銀座や」で切らない方が良いと思います。字面の上で、「雨の銀座」と「冴返る」を切り離すのは、あまり得策じゃないかなと。
映像の無い季語を下五に持ってくる事で、読後の余韻の広がりも薄味になっている気がします。
という事で語順を変えた提案句です。
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回答者 秋沙美 洋
添削した俳句: さくらキャッチの跳躍セーラーひらり
こんにちは。
詠もうとしている光景は素敵ですが、色々と勿体無い句に思えます。
まず「さくらキャッチの跳躍」これが初読で引っかかりました。僕はてっきり、そういう名前の馬がいるのかなと。
「ひらり」これも不要な言葉です。セーラー服の跳躍とあれば、ひらひらするのは当たり前です。俳句ではこうした「言わずもがな」な言葉は嫌われがちですので、ご留意下さい。
添削句、不要な言葉を削りつつ定型に近付けました。俳句の世界では「花」とだけ表記すれば、桜のことを思い描くという俳人の共通認識がありますので、参考までに。
最近はプレバトの影響か、破調に果敢に挑戦する初心者さんが多く見受けられますが、初心者の内こそ575に季語一つの定型を大事にすべきです。
破調に挑むのはしっかり基本型を身に付けてからでも遅くはありませんので、頑張って下さい。
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