こま爺さんの俳句添削依頼
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こま爺さんの添削
「磔刑の処刑場めく捨案山子」の批評
添削した俳句: 磔刑の処刑場めく捨案山子
こんにちは。
上五を「や」できるニ句一章句についてお答えします。
ニ句一章の句は一つは取り合わせ、すなわち上五とそれ以外は、基本的に話しのタネは異なる句です。
これに対し、ニ句一章の形のもうひとつ句は、話しのタネは、一物造りと同じで基本的に季語とそれにまつわる一つ話しのタネについて詠む句です。
私の句も基本的には終始山茶花について詠んだ句です。
この場合の「や」の効果、意味合いは、読者に一呼吸つかせ、その間に情景の切り変え、余韻を作るなどの効果を生みます。
ネットから引用した下記が参考になります。
"古池や蛙飛びこむ水の音
松尾芭蕉
この句では、「古池や」の部分で、切れています。ここで一拍置くことで、読者は、作者である松尾芭蕉の置かれた状況や古池の情景を頭に思い浮かべてしまう仕掛けになっています。これによって、下に続く「蛙飛びこむ水の音」に強く引き込まれ、句に大きな余韻も生まれるようになっています。
以上ご理解のほどよろしく。
点数: 0
「バイカーと交わす合図に冴える風」の批評
添削した俳句: バイカーと交わす合図に冴える風
おはようございます。
バイクのグループと遭遇し互いに挨拶をかわす情景が浮かびます。
ただ、中七は次のような理由で「や」で切る方が適していると思います。
「や」と一呼吸置くことで余韻が生まれます。情景も冴える風の吹く周辺のより広い景色へと切り替わります。
今後ともよろしく
点数: 1
「忘れたいつらい過去有り冬の星」の批評
添削した俳句: 忘れたいつらい過去有り冬の星
今晩は。
私も過去は辛いいや恥ずかしい。あやまりたい人がいっぱいいます。
さて御句、過去を日々日々に置き換えるのが良いような。
"忘れたき辛き日々日々冬の星
よろしく。
点数: 1