「秋祭由緒不明の古社灯る」の批評
添削した俳句: 秋祭由緒不明の古社灯る
辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。意味は十分通じますよ。そして、近隣住民の方々が、そこを大切にしている気持ちも伝わります。
ただ、「不明」の言葉が、「行方不明」等の警察言葉のような固い感じがして、詩情が今一つのような気がしました。そこで私は、
・秋祭由緒の知れぬ古社灯る
などもありかと思いました。よろしくお願いします。
点数: 1
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添削した俳句: 秋祭由緒不明の古社灯る
辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。意味は十分通じますよ。そして、近隣住民の方々が、そこを大切にしている気持ちも伝わります。
ただ、「不明」の言葉が、「行方不明」等の警察言葉のような固い感じがして、詩情が今一つのような気がしました。そこで私は、
・秋祭由緒の知れぬ古社灯る
などもありかと思いました。よろしくお願いします。
点数: 1
添削した俳句: 星月夜灯火無きしの家路かな
不尽さん、こんにちは。
余計なことかもしれませんが、竜虎さんへの返信を、黒鉄さんという方の句に送っていらっしゃいます。
一度ご確認いただけますか?
よろしくお願いします。
点数: 1
添削した俳句: 鱗雲釣果を願う釣り人や
不尽さん、こんにちは。
御句拝読しました。
不尽さんは釣りをせずに俳句を考えているのであれば、釣り人の心まで考えずに、ご自身のことをお詠みになってはいかがですか?
また、最後の「や」ですが、どういうお気持ちでしょうか?
切れ字の「や」は、句の中に置かれて、感動やひと区切り、あるいは場面転換の役目をします。ですので、最後に置かれることは普通はないのです。
御句、読み進めていくと、上五季語の「鰯雲」がどこかに飛んでしまって、「あれ?季語は、なんだったっけ?」となるような気がします。
・釣り人の脇で俳句をいわし雲
こういうことではないかと思いました。
これが完成形とかではなく、こういう感じではないかということです。
よろしくお願いします。
点数: 2
添削した俳句: 健気なり日陰地に咲く夕化粧
不尽さん、こんにちは。
御句拝読しました。詳しいご説明ありがとうございます。
私が気になりましたのは季重なりです。夕化粧は白粉花のことで、秋の季語ですね。
そして日陰は片陰の子季語(だったと思う)で夏の季語なのです。日陰は年中できますが、その涼しさから夏の季語になっています。
もちろん御句では、涼を取るための意味でないことはわかりますが、汚名返上とおっしゃっているので念の為お伝えさせていただきました。
提案としては、健気という個人的感情は避け、読者に委ねることと合わせて考えました。
・人知れず路地裏に咲く夕化粧
ちょっと使い古した措辞を使ってしまいましたが、置かせていただきます。
点数: 1
添削した俳句: 木の実落つ職人坂は男坂
あらちゃんさん、こんにちは。再訪です。
店主が男性ばかりだから男坂ですか!
私は、一般に、男坂は、傾斜(勾配)がきついけれど距離は短く、女坂は勾配は緩やかだけど距離が長いという、そういうことかと思いました。ですから急勾配としたのですが、男ばかりなら…
・木の実落つ職人坂は無口なり
点数: 1