「ひととせの厚みはゆたか初暦」の批評
添削した俳句: ひととせの厚みはゆたか初暦
いるかさん、こんにちは。
御句拝読しました。日めくりのことですね。
御句への提案過程。
最初は、「厚みはゆたか」より、「ゆたかな厚み」がいいと思いました。俳句では基本的に、「名詞+形容詞/形容動詞」の形(例:花は白い、夜は静かだ)より、「形容詞/形容動詞+名詞」の形(例:白き花、静かな夜)のほうがコンパクトに描写が出来ると思うからです。
・ひととせのゆたかな厚み初暦
でも、他の方々のコメントを拝読して、そうか、未来とか入れるのも面白いなぁと思いました。そして、
・ひととせの無限の未来初暦
とか、色々考えたのですが、そのうちに、初暦という季語そのものに、これからの一年の豊潤な可能性ある未来が詰まっているから、あまりその辺のことをいうと季語の説明になってしまうなぁと思うようになってきました。
そうなると、原点に戻って、日めくりの物理的な厚みを詠んだほうがいいかもと。
・ひととせの厚みゆたかに初暦
ああ、なんだか言っていたことと提案句が矛盾しているかも。すみません、このコメントの終盤に来て早く寝ろと怒られましたのでわけわからなくなりました。よろしくお願いします!
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