俳句添削道場(投句と批評)
イサクさんのランク: 師匠2470段 合計点: 7,529

イサクさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

山眠りゆるり哨務か常盤の木

回答数 : 4

投稿日時:

白天の月光微か霜の降る

回答数 : 6

投稿日時:

寒風に車窓開きたり髪乱れ

回答数 : 2

投稿日時:

冬空にファイヤーボールなる魔術

回答数 : 3

投稿日時:

冬靴やどこから入るこの砂は

回答数 : 3

投稿日時:

イサクさんの添削

「夏の夕まだ影踏みがやめられず」の批評

添削した俳句: 夏の夕まだ影踏みがやめられず

おはようございます。はじめましてでしょうか?
よろしくお願いします。

◆御句、「やめられず」で気持ちが伝わってきます。
 「やめられず」を生かすのであれば、「まだ」は不要、説明し過ぎに見えます。
 「まだ」を削って『夏の夕+影踏みがやめられず』でも、受け取る意味はほぼ同じです(音数が足りてませんが)

◆語順で「夕方になったのにやめられない」という理由の説明感が出ています。
 前のコメントのお二人は、それを察したのか、提案句でさらっと季語を下五に置いています。
 この内容ならば、私も下五季語の方が効果的だと思います。

・影踏みをやめられずをり夏の夕

登場人物を出すという手もありますね。今回は自分と友達ということでですので・・

・友とゐてやまぬ影踏み夏の夕

俳句は日記ではないので創作(ありうべき嘘)が許容されています。
例えば、自分ではない人間が影踏みしている姿を客観視する手も考えつきました。

・影踏みをやめられぬ子や夏の夕

いろいろ検討してみてください

点数: 0

「たたみじわ吊るして延ばす夏背広」の批評

添削した俳句: たたみじわ吊るして延ばす夏背広

おはようございます。

先に出ていますが、句の答えを全部言ってしまっている気がします。
「たたみじわがあるから(吊るして)延ばす」
「延ばすために吊るす」
この二つの因果をもう少し削りたく感じます。たとえば、両方に因果を作っている「延ばす」は説明なので、それを省略。

・皺ありて窓辺に吊るす夏背広

まだ因果がありますね・・

・吊るされて皺の伸びゆく夏背広

「現在を描写」するならこうかな?

そして、「夏背広」(季語としては存在しない)の使い方問題もありそうです。
意味は理解できるので、新語(造語)の複合語として「夏背広」を使い切るか、「夏の背広」と丁寧な形に言い換えるか、というところでしょうか。

・吊るされて夏の背広のたたみじわ

点数: 1

「一助にと水筒譲る登山道」の批評

添削した俳句: 一助にと水筒譲る登山道

頓様、そして慈雨様

こちらの場を借りるのが正しいかわかりませんが、
公平にみていただきありがとうございます、とお伝えしておきます

点数: 1

「夏服のポケットに冷気残りけり」の批評

添削した俳句: 夏服のポケットに冷気残りけり

はじめまして。

よくできている句だと思います。
作者の心が動いたタイミングもわかりますし、「夏服」⇒「冷気残りけり」という展開で、冷気をあまり感じない場所で冷気を感じたことも想像できます。

中八が気にはなりますが、「に」を外して
・夏服のポケット冷気残りけり
という手もありますが寸詰まり感が出てしまい、中八とリズムの狂いがどっちもどっちという感じです。
ひとまず、原句のままいただきます。

そして横から(なお、慈雨様すみません)
「冷気」は、季語として単独で使った場合、どちらかといえば秋・冬の感覚が出ます(冷たい空気、冷ややかな空気という意味ですから)。
夏の季語を伴わず「冷気」だけ残してしまうと、【外から家の中に入った時に外の寒さがポケットに残っている】という「秋・冬の句」の意味が出てしまうんですよね。
明確に「夏の季語」を打ち出す必要があり、原句の「夏服」は良いところを押さえています。
(「冷房」に置き換えるのは悪くないとは思います)

点数: 1

「炎天の渋滞死せる冷房よ」の批評

添削した俳句: 炎天の渋滞死せる冷房よ

こんにちは。

句の意味はだいたいわかると思います。
まず気になったのは語順と、季重なりを敢えてする必要があるかどうか?でした。
初手は主たる季語を「炎天」として

・エアコンの死よ渋滞の炎天よ

で、御句は言いたいことをほぼ全部「エアコン故障」「渋滞」「炎天」と説明してしまって、句の意味はわかるのですが面白みに欠ける、というのが次に思ったことでした。
例えば「冷房」は夏の季語ですので、「冷房が効かない」ことが伝わればわざわざ「炎天」と付けなくても「暑い」のは受け手が想像します
と言う感じで、句の主役を絞り込んで「死んだエアコン」「炎天の車」「炎天の道路」などをクローズアップしても、受け手の得る句の意味自体はあまり変わらなさそうです。

・冷房の効かぬや都心環状線
・エアコンの死よ炎天の社用車よ
・車は進まず冷房は働かず

という感じで、すべてを説明し尽くさずに「句のポイントをクローズアップする」のはいかがでしょうか?

点数: 4

イサクさんの添削2ページ以降を見る

トップページへ
添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ