俳句添削道場(投句と批評)
イサクさんのランク: 師匠2384段 合計点: 7,271

イサクさんの俳句添削依頼

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近所より二人寄りけり焚火して

回答数 : 38

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星とんでデパートの灯の消える夜

回答数 : 17

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深き夜のエントランスの茸かな

回答数 : 25

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鳳仙花歩道に赤チョークのバツ

回答数 : 27

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天掛かる蜘蛛の巣へ詩を放ちけり

回答数 : 41

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イサクさんの添削

「逡巡は夜更けの湯船春雷と」の批評

添削した俳句: 逡巡は夜更けの湯船春雷と

こんにちは。

切れが中七の後にある形ですね。

◆句だけを読んだ場合、「逡巡は夜更けの湯船」の部分の意味が解らない可能性がありそうです。
 コメントを読んで、上五「逡巡は」は「自分が逡巡していた」、中七「夜更けの湯船」は逡巡していた場所を表しているということなのだろうと理解はしましたが。

◆一般的に「逡巡」は「決断できないこと、ためらうこと」なので、何をためらっているのか気になってしまうのですが、句の中に情報がなく想像もできませんでした。コメントの意味からも「逡巡」という単語そのものを避けた方がよさそうです。

◆下五「春雷と」の「と」、ご本人なりの工夫なのだと思いますが、あまり効果が出ていないようです。「と」はいろいろな意味がありますので・・・
A.動作を一緒にするものの意味(例:○○と一緒に行く)。「春雷といっしょに逡巡する」という意味ではよくわからないので、「春雷といっしょに湯舟にいる」ぐらいの意味でうけとるのですが、この場合「と」とわざわざ言いたくないところです。俳句の場合は名詞切れで「そこにある」ことは言えますので。
B.並列の意味(例:○○と△△)。この場合並列の相手は逡巡している誰かだと思いますが、こちらの場合は「春雷と自分が逡巡する」という意味になってしまい、よくわからないことに。

ということで、なお様の提案句のように、もう少し平易な言葉でよいのでは・・と思います。

点数: 0

「未完成ピアノソナタや余寒の間」の批評

添削した俳句: 未完成ピアノソナタや余寒の間

おはようございます。

◆「未完成ピアノソナタ」が特定の曲を指すならこの形でもよいと思いますが、そうではなさそうですね。とするとやはり「未完成」に単独感があり、三段切れ感が気になります。
◆「余寒」という「寒さ」を感じる季語も、「間」という屋内の場所とは相性が悪そうです。
◆「未完成」と「寒さ」はやや近い感もありますが、これは私の個人的な意見ということで。

・未完成のピアノソナタや春浅し

点数: 3

「リラの花心無くした男傘」の批評

添削した俳句: リラの花心無くした男傘

おはようございます。はじめまして。

句とコメントを拝読しました。

◆中七「心無くした」というどこかで聞いたような(言葉は悪いですが安っぽい)言葉です。これだけのことを言うために中七すべて使ってしまっているのは、非常に勿体ないと思います。

◆「男傘」というのは男性用の傘(メンズブランドの傘)という意味でしょうか?
 中七とは逆で、五音の中で「男」を主張して説明したいがために窮屈になっているように感じます。
 句の中には他の部分で「作者は女性」というのを出しておらず、ここで無理に「男傘」と置いても感慨があまり深まりません。

句のよいところとして、「借りた」というのは説明せずに省略できているのは良いと思います。
そのようにいろいろ整理して、「省略できるところと、そうでないところ」のメリハリをつけたいところです。

私としては「男」よりも「借りた(将来もおそらく返せないだろう)」の意味を入れたくなりました。そうすれば「心無くした」などと言わずに済みます。

・借り物の傘の玄関リラの風
・ライラック返すあてなき傘のあり

点数: 2

「春分に仲間集いし声弾む」の批評

添削した俳句: 春分に仲間集いし声弾む

こんにちは。

◆「集いし」では過去形です。下五は現在形なので、意味がおかしなことになりますね。
◆「仲間が集まる」のであれば、「声弾む」はわざわざ言わなくても・・と思ってしまいます。下五を他の言葉にするか、中七下五全体で調整したいところです

・春分や仲間集へることの佳し
・春分の仲間の世間話かな

点数: 1

「掌の土筆の雫光りけり」の批評

添削した俳句: 掌の土筆の雫光りけり

こんにちは。

「掌の〜雫」とあると、土手の土筆を摘んできて料理する前に洗ったのかな?と感じました。
もしその料理前の光景と仮定すると、雫に注目しすぎてしまうと他の野菜季語でもあまり風景が変わらないことになるので、少し季語「土筆」を立ててあげたいように思います。

・掌に雫つくしは光りけり

点数: 1

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