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キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離について (No: 1)

スレ主 鬼の王の墓標 投稿日時:

初めての方は初めまして。前回のスレッドを読んでくださった皆様はお久しぶりです。
今回は前回とは別のキャラクターに関しての質問です。
前回のスレッドで話した小説の読み切り外伝を書いて、同じ知人に見せたのですがまた主要キャラをケチョンケチョンにされました。
ちなみに今回も女性キャラです。

今回話題にさせてもらうキャラクターはアンジーと言いまして、一人で旅をしている女性剣士です。
キャラクターとしてはとても正義感が強い子です。
この外伝のオープニングは、彼女が子供を養えなくて苦しんでいる一家の事情を聞き、食料を分け与えるというものです。
その一家の父親から悪徳上司に理不尽な賃金待遇で働かされた挙句、ならず者を後任にされて追いだされたという話を聞くと彼女は怒り、一人でその悪徳上司のところへ向かいました。
それから後に主人公一向が来て、父親から一人で戦いに向かったアンジーを助けに行くよう頼まれた主人公は助けに行き、彼女と共闘して悪徳上司と部下のならず者を成敗します。
その後の流れは今回の話題と直接関係性がないことなので、省略しますが、最終的に一家の父親はもっときれいなところへ就職できたというオチになります。
(改めて書き出すと、なんかストーリーが初期の北斗の拳に似ていますね)

で、長ったらしく前置きしましたが、ここからが本題です。
このアンジーは誰にでも好かれるようなヒロインになれるように設定を組みました。
それで自信を持って出来上がった原稿を知人に持って行ったら、信じられない暴言を吐かれました。
『俺はお前の小説のキャラクターを好きになったことは一度もないが、この前のラスボスも含めてここまで気持ち悪いキャラを作るとは思わなかった』と、彼は言ったのです!!
何故気持ち悪かったかを聞いてみたら『頭の中が他人の事一色で生きるために最低限持つべき私利私欲を持っていない』『こいつの正義は偽善的すぎる』という風に言われました。
特に不満に感じたのは助けに行かないといけなくなったことで主人公達に、結果的に迷惑をかけたことらしいです。
でも、それだからってここまで酷評されるとは思えませんでした。

これは単純に読ませた相手が悪かったのでしょうか?
それとも彼女は本当に問題があるのでしょうか?
もしよければ、また皆様のお力を私に貸してください。

カテゴリー: キャラクター

この質問に返信する!

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信 (No: 2)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

おおーお久しぶりです。元気に執筆に取り組んでいらっしゃるようで何よりです。

……まあその、ご友人もけっこう厳しめのご意見を言うタイプのようですので、他の方に見せるのももちろんありだと思いますよ。
でも、気になったのは「誰からも好かれるヒロイン」を目指そうとするマリンさんの志もなかなか、レベルの高いキャラクターの組み方してらっしゃるのかな?という気がしますが。

それにしても、そこまで酷評されるとなると、実際に見てみたくなりますね。
前回のラスボス氏よりも状況が読みにくいので、ぜひどこかweb上にあげてみてはどうでしょうか。

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信の返信 (No: 17)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 2の返信

投稿日時:

hexa様へ

このサイトの鍛錬投稿室(長編の間)に今回のスレッドを立てるきっかけとなった拙作を投稿させていただきました。
ぜひ足を運んでください。

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信 (No: 3)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

hexa様

またまたありがとうございます。言い忘れていましたが前回のスレッドで一番レスをしてくださったあなたには「いいね!」を一点入れさせてもらいました。

Web上にあげてほしい……そのような意見が来るとは全く予想していなかったです。
実はさっき書いたあらすじは、不必要な設定を掲示して混乱させてしまうのを避けるために、キャラクターの設定を実際のものから書き換えているのですよ。
例を言うと、一家の父親という表現はそのキャラクターのポジションを意味する比喩で、実際にそのキャラクターは一家の父親という訳ではありません。
(これに関してはねつ造を書くなと怒って下さい。このような嬉しいリクエストを下さるということを全く想定していませんでしたので……)
ただ、あらすじをわかりやすく伝えるために比喩を使っただけで、ストーリーの基盤自体は先ほど掲示した通りのものと全く変わりはありません。

もし読んでくださるなら、時間がある時に細部を推敲して鍛錬投稿室にでも投稿しようと思います。

人気回答!キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信の返信 (No: 12)

投稿者 ヘキサ : 4 No: 3の返信

投稿日時:

重ねての話になるので、やや重複した内容になりますが、念押しのようなものを。

前回のご相談ではシチュエーションとラスボス氏のセリフだけでもう「こりゃ駄目だ……」と頭を抱えるくらい、はっきりキャラクターに問題があるとわかりました。
でも、今回のご説明だけでは、私にはそこまでの判断はできなかった。
なのでもう「実際に見てみるしかない」の結論に至ったわけです。

どこのサイトに上げられるかは、他の方の話も参考になさって決めてください。
一報いただければ、時間があれば見に行きますから。
(あ、でも急に忙しくなって感想が遅くなったりした場合はご容赦くださいね……)
逆に「見てみないとわからない」くらいまであらすじに問題ないということは、それだけ以前より上達してらっしゃるのではないかとも思えるのですが。
そういった意味でも「webに上げ時」なのではないか、と思えた次第です。

ただ、心当たりがあるといえばひとつ。
私、TRPGゲーマーなんですけど、まったくの善意だけの親切なNPCを出して疑われたことがあるんですよね……逆もあるんですけど。ゲームを進める都合上とっても親切なNPCに助言をいただいたこともあるんですが、やっぱりなんとなく胡散臭かった。「なんでここまで親切にしてくれるの?」という、PCにとって有利であるにも関わらず信用できない、という可哀想なキャラを作ってしまったってことなんです。逆に「GMさんが好意で出してくれたはずのキャラなのに、なんでこんなに好意を持てないんだろう……」という申し訳ない思いをしたこともあったわけで。

要するに、「理由もなく他者に優しくする」友人さんの言うところの「私利私欲がなさすぎる」がかえって「自分の立場を自覚していない、責任を伴う立場にない=その発言に信用ができない」を引き起こしてしまったんではないか、と考えたんですよ。

で、私がとった対策なんですけど、進行上都合のいいお便利キャラを用意することはしたけれど、いちおうそのキャラクター自身の利害も考えたんですね。PC側が「ちょっと聞きたいことがあるんだけどいい?」と言った時に、「いいけど、内容によっては貰うもの貰うよ?」と答えた。つまり情報屋のようにビジネスライクな関係だと匂わせたんです。
そうしたらもう、PCが一気に「あ、この人信用できるキャラだ!」と思ってくれたらしく、わからないことをガンガン質問してくるようになった。GMの本音としてはお金とる気なかったんですけどね(笑)いちおう、謎かけがどうしてもわからない場合に、正解そのものを聞き出そうとしたらペナルティ扱いで貰おうとは思ってたんですけど。無料ヒントのみでみんな正解に思い至ったので、よしよし上手くいった!と思ったものです。

それ以来、他者の「信用を得る」ことの大事さを痛感するようになったと。そのためにはキャラクターの『立場、利害関係』をはっきりさせるべきだと。そう思わされた体験でした。

旅をしている設定ですと、特に定住者からの信頼を得るのが難しい場合があります。「定住者でない=その言動に責任が伴わない=信用されにくい」の構図がしばしば起こります。アンジーはそのうえで無駄に正義感が強く他人に親切すぎるということですと、やはり人によっては「偽善者」のように見えてしまうかもしれません。
なのでまだ「べ、別に、アンタ達のためってわけじゃないからね!!通り道に邪魔な連中がいるから片付けようと思っただけなんだからね(ツンデレ気味)!!」のほうがかえって信用される、ということもあり得ます。

こんな長く書いてしまって全然論点を外していたら恥ずかしいんですが、参考になりましたら幸いです。

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キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信の返信の返信 (No: 15)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 12の返信

投稿日時:

TRPGは私も好きですね。実は今度GMをやる事になって、シナリオをどうするかでお悩み中なんですよ(汗)
理由もなく協力するお助けキャラよりも、情報屋みたいなビジネス関係にした方がよっぽど信用される……そういうのもよくわかりますね。
私ならPLが「なんでここまで親切にしてくれるの?」と疑っていたところで本当に裏切らせて、「だまして悪いが仕事なんでな。死んでもらおう」とか言わせるのですが(我ながらひどいマスタリングですね)本当にクリーンなキャラなのに疑われるというのは作る側として苦痛ですね。

早々に話が脱線したので小説の方へ戻します。
>>「べ、別に、アンタ達のためってわけじゃないからね!!通り道に邪魔な連中がいるから片付けようと思っただけなんだからね(ツンデレ気味)!!」のほうがかえって信用される

うーん、信用を得るためとしてみたら良い案だとは思いますが、実際この子にそんなこと言わせたらキャラがぶれてしまいますね……(そうしろとはまだ誰も言っていませんが、一応念のため)
実は私、ツンデレキャラを作るのはあまり好きではありません。
有名作のツンデレキャラは暴力系ヒロインを兼ね備えているキャラが多いから、ツンデレキャラの魅力よりもマイナスイメージの方が余計に色濃く印象に残っているのですよー……
でも方法の一つとしては参考になります。前回のスレッドと同様とてもお世話になりました。

PS
投稿するときはこのサイトの鍛錬室にあげることにします。
ただ、今まで作品の素性を隠しながらスレッドを立てていたので、実物を見たら「予想以上にイメージとかけ離れていた」と思える内容かもしれません。ご容赦ください。
(ちなみに作品の内容は有名ロボットアニメの二次創作です)

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信 (No: 4)

投稿者 とある書籍化作家 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

マリン・Oさん、はじめまして。

まず申し上げると、アマチュアの知人に見せるのは完全に無駄です。
アマチュアに見せて意味があるのは、なろうとかアルファとかの小説投稿サイトだけです。
つまり、そこで昇ればプロになる。
そういう場や公募、ちゃんとしたプロの小説教室以外で小説を披露しては駄目です。

少数のアマチュアに晒すことは最も無意味で避けるべきです。
彼らは創作論を知らず、流行も知りません。そして彼らに認められることに、何の意味も生まれないのです(残念ながら、このサイトの鍛練室もそうです)

老婆心ながら、真摯なる創作を追い求める者として申し上げます。

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信の返信 (No: 7)

投稿者 あまくさ : 1 No: 4の返信

投稿日時:

>残念ながら、このサイトの鍛練室もそうです

最近の鍛錬室はほとんど見ていませんが、4年前くらいまではそんなことはありませんでしたよ。
真摯なる創作を追い求める者として、一言申し上げておきます。

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信の返信 (No: 8)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 4の返信

投稿日時:

とある書籍化作家様
はじめまして。あなた様の小説がどのようなジャンルかはご存知でないですが、メジャーデビューしているということはとても熟達した方なのでしょうね。

小説投稿サイト以外の場でアマチュアに見せるのは、プロを目指すのなら完全に無駄ですか……
私は別にプロを目指しているわけではないのですが、その意見は参考になりました。

ちなみに今回話した知人以外にも読んでくれている知人はいるのですが、他の知人はみんな好意的な意見をあげてくれています。なんか彼だけ異常に厳しいんですよね(苦笑)
本人曰く小説はハーメルンでよく読むらしいですけど、そこでは平均評価8点以上の小説しか読んでないらしいです。

このサイトの鍛錬室はあれはあれでいいところがあると思います。
基礎文法の習熟だけを磨くなら、私の知っているサイトでは一番いいと感じました。(まあ、あの場での私は完全に読む専で投稿は一度もしていませんけどね)

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信 (No: 5)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

「好き」の反対は「嫌い」じゃなく「無関心」だ、なんて言われたりしますよね。
本当に駄目なキャラだと、ご友人が言うほどの感情さえ持てません。

読んでないから「コレだめだったのかな?」と言われても第三者には何とも答えられませんが、友人の反応を見るに、けっこう良いんじゃないかな? と思います。
そこまで酷評できるってことは、ご友人はちゃんとしっかり読まれてますよね。適当に流し読みじゃない。
そのうえで「嫌いだ」と言ってるわけですよね。
ご友人が言った「嫌いだ」というその感性、そのセンス。それってもしかしてマリンさんの個性なんじゃないの?
ご友人が嫌いだと思えば思うほど、良いキャラクターを書けてるんじゃない?

私は、芸能人で言えばロンドンブーツの田村淳がデビュー当時から嫌いなんだけど、彼は芸能界でああいうキャラクターなので私が彼を嫌いだと思う事は、彼は正しいキャラクター生を表現している、と言えます。
私が嫌いだと思うこと自体、彼が正しい表現をしている証明なんですね。
それで言えば彼はとても頑張って芸能活動をしていると思います。

>正義感が強い子です。
>助けに行かないといけなくなったことで主人公達に、結果的に迷惑をかけた
これはつまり「正義感が強いアンジーの、それ故の失敗」を表現した展開じゃないのかな?
もちろん、迷惑かけてヘラヘラしてたら「失敗」が表現できてないから、というかそもそもキャラがブレてるからダメだけど、表現したいものが表現できてるなら問題ないでしょ。
あとは読者の好みの問題だから、表現したいものが出来てるなら、この場合読ませた相手が悪いと言えるでしょう。
とはいえ、酷評を覚悟すれば酷評であるほど良いものが書けてる証明になるので、逆にベストな読者とも言えますが。
まあ、なんでもかんでも酷評することが正しいと思ってる評論家もいますけどね。

>頭の中が他人の事一色で生きるために最低限持つべき私利私欲を持っていない
マリンさんはそういうキャラで「正義感」を表現したんじゃないのかな。
だったらご友人の評価は正当で、ただご友人の趣味に合わなかっただけで、表現自体は間違ってないんじゃなかろうか。

好感だろうと嫌悪だろうと、読者に感情を持たせられたならそれは大成功だよ。
「ここまで気持ち悪いキャラを」と、普通そこまで思わないよ。
ご友人が何かの漫画のセリフを言いたいだけで口にしたのでないのなら、心からそう思って言ったのであれば、逆にそれを書いたマリンさんは凄いと思うよ。

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信の返信 (No: 9)

スレ主 鬼の王の墓標 : 2 No: 5の返信

投稿日時:

サタン様

好意的なご意見ありがとうございます。
知人が本当に嫌っているのは、私自身の感性というのは全く持ってその通りだと思います。
現に今回の質問で題材にしたエピソードを見せた後、私自身の価値観をめぐって彼と大喧嘩しました。(口論だけでリアルファイトにはならずにすみましたが)

迷惑かけてヘラヘラしている……とは、少し違いますが戦闘が終わった後に主人公にケガはないかと聞かれると、ポジティブに笑って感謝していました。
(これに関しては事実、うざかわいい系ヒロインに片足突っ込んでいるかもしれません。そういう一面が多少あるのも人間らしくてアリと私は思いますが)
まあその後に「ありがとうよりごめんなさいが先だろ」と怒られると、迷惑をかけたことを認めてキチンと謝っていましたので、サタン様の言うようなキャラの破綻はしていないと思っています。

そこまで自分の書きたいように書いた上で酷評されたのなら、サタン様が言う通りいっそのこと『作り込んだキャラクターが書けた』と喜ぶべきなのかもしれませんね。

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キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信 (No: 6)

投稿者 あまくさ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

ほとんど同じ行動を取っているようでも、その行動に向かう想いの微妙な差異によって印象は180度異なることがあるものです。なので、示していただいた粗筋だけで是非を判断することはできません。
ですから以下は一般論になります。

動機は真っ直ぐな善意であっても、思慮の不足ゆえ他人に迷惑をかけてしまうキャラクターというのは、読者を苛立たせるものです。キャラに苛立つだけではなく、ストーリーを面白くしようという作者のご都合主義も見え隠れするんですね。私が初心者の頃に読んだ外国の指南本にもそういうことに気をつけろと書いてありましたから、わりと基本的な心得ではあります。
繰り返しますが、あくまで一般論であってマリン・Oさんの作品に当てはまるかどうかは分かりません。
が、そうなっていないか、一応冷静に検証してみることをお勧めします。

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信の返信 (No: 10)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 6の返信

投稿日時:

あまくさ様

はじめまして。レスをいただきありがとうございます。
ストーリーを面白くしようという作者のご都合主義が見え隠れするというのは、また斬新な意見ですね(あくまで私の主観です)
今回のエピソードの敵役である悪徳上司は、同情の余地がないクズとして描写したつもりで、それに向かって行くことが苛立ちへの中和剤になってくれるかなー……と、都合のいい事を考えてみたりしていますが、あまくさ様の言う通り一回検証する必要がありますね。

ちなみにボツ案では、アンジーが悪徳上司と護衛のならず者を一人で倒してしまい、逆に彼らが主人公達に「あのイカれた女から助けてくれ!!」とか言い出したりするっていう展開を考えたりしてました。
主人公達の見せ場が無くなるのでボツにしましたけど。

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信の返信の返信 (No: 11)

投稿者 あまくさ : 0 No: 10の返信

投稿日時:

>アンジーが悪徳上司と護衛のならず者を一人で倒してしまい、逆に彼らが主人公達に「あのイカれた女から助けてくれ!!」とか言い出したりする

その展開が自然な流れとして構想されていたとしたら、それを、

>主人公達の見せ場が無くなる

という理由で改変すると、ご都合主義に見えてしまう可能性はあります。

再三繰り返しますが、御作が実際にそうなっているかどうかは不明です。

アンジーが正義感ゆえの無謀な行動で主人公に迷惑をかけるという流れも、そういうキャラとして作られているのならそれはそれでいいのです。
しかし、「主人公の見せ場」その他の理由で後から変えたというのは、「その方が面白くなるんじゃないか」と考えられたということですよね。
変えることそのものは悪いわけではなく、全体をうまく調整すればよいわけですが、それに失敗すると「ご都合主義」という印象になってしまうことはあります。

ご友人のコメントが正鵠を射(得)ているかどうかは分かりませんが、何らかの原因で苛立たれたということではあるのでしょう? そして、プロの批評家ではないでしょうからご自身が苛立った理由を正確に分析できていないかもしれません。ですから仰っていること自体は見当はずれな内容になっている可能性もあります。
そういうものですから、言われた内容よりも「理由は判然としないものの、何らかの不満を感じさせた」ということを重視した方がよいです。ご友人が苛立ったということは、他の方が読んでも苛立つかもしれない、ということになりますから。

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信 (No: 13)

投稿者 ふ じ た に : 0 No: 1の返信

投稿日時:

「好みの問題」と、「キャラの行動に対する説得力のある理由」かな?と読んでいて感じました。

もし仮に知人さんが、「めんどうみの良い」キャラクターが好きだった場合、
スレ主様のヒロインって逆に世話をしなくてはいけないので、正反対のキャラではないですか?

正義感が強いあまりに、あまり後のことを考えずに突っ込むタイプって、他の作品でもキャラクターでいると思いますよ。
それで主人公に迷惑をかけてしまうけど、主人公が助けて寛容に許すので、結果的に主人公を引き立てることになりますよね。
でも、そういう迷惑をかけるタイプを嫌う人もいるとは思います。

投稿サイトでもたまに見かけますが、「このキャラクター許せない!」って、作者様に文句を言われる方がごくたまにいらっしゃいます。
それって、読者がそういう嫌いなタイプを表現できたってことなんですよね。
とてもすごいことだと思いますよ!

あと、作品を読んでいないので、あくまで推測になってしまいますが、
『頭の中が他人の事一色で生きるために最低限持つべき私利私欲を持っていない』『こいつの正義は偽善的すぎる』という風に言われましたということですが、これは主人公の行動に説得力のある理由が見当たらないという原因もあるかもしれません。

「ヒロインが過去に理不尽な目にあって困って自分がとても辛い思いをしたことがあるので、困っている他人を見ると放っておけない。」などの理由が書かれていれば、他人のために奔走する彼女に共感しやすくなるかもしれません。
もし、すでに書かれていたら、余計なお世話で申し訳ありませんでした。

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信の返信 (No: 14)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 13の返信

投稿日時:

藤谷要様

始めまして。レスをいただきありがとうございます。返信が遅れて申し訳ございません。
確かに面倒見のいいキャラクターが好きな人には、ちょっとこの子は合わないかもしれませんね。
(非戦闘時ではとても友好的な性格ですから、仲良くなるのは簡単なタイプだと私は思っていたのですが……)
知人は荒事を嫌って穏便に済ませることを望むタイプですから、余計合わなかったのでしょう。

知人とはケンカした後、時間を置いてなんとか仲直りできまして、今度は互いの意見を尊重しあって静かに議談をしました。
知人はFateシリーズが好きで、今回のヒロインについて語る際、Fate/Apocryphaのヒロインであるルーラー(ジャンヌ・ダルク)を例に出してきました。
私はApocryphaを見ていない(ソシャゲも好きじゃないのでGrand Orderも未プレイです……)ので、詳しい事情はわからなかったのですが
『ジャンヌのような他者のために一生懸命で、しかも救えることができるならば敵すらも救おうとする人間が実際にいたら少し気持ち悪いだろ? 俺は少なくともそういう奴とはお付き合いしたくないね』
と語っていたのをよく覚えています。
まあ、簡潔にまとめるとキャラクター性が眩しすぎたということなのでしょう。

>>「ヒロインが過去に理不尽な目にあって困って自分がとても辛い思いをしたことがあるので、困っている他人を見ると放っておけない。」などの理由が書かれているか。

そういう設定は書いていないですねー。彼女は生まれつき恐怖心が薄い性格であるという設定が明確に描写されていましたので、それが共感を得にくい要素になったかもしれないです。

キャラクターに対する作者と読者の認識の剥離についての返信 (No: 16)

投稿者 あまくさ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

先の書き込みに「ご都合主義」と書いたのが誤解された模様なので、一応、補足を試みます。

作者と読者の認識の乖離は、むしろある方がデフォルトだと考えておいた方がいいと思いますよ。
作者が「このキャラは、こういう性格にしよう」と考えて造形しても、読者は必ずしもそのように感じてくれるとはかぎりません。
ですから、「こういう性格にしよう」ではなく、「どう書けばそういう性格だと読者に伝えることができるか?」を考える必要があります。

スティーブン・キングが、作品の批評を他人に求めたときの心得について書いています。
仮に、10人に作品を読んでもらったとして、まず全員に対して微笑し「なるほど」と言いなさい、と(笑
次に、不本意な意見を言われたとき、それが10人のうち一人なら無視してもかまわない。ただし、3人以上から同じことを言われた場合は、どんなに意外な指摘であっても作者の方が間違っている可能性が高い。その部分は真剣に検討して修正しなければならない、と言うんですね。

マリンさんの御作の場合、酷評は複数の方のうちの一人だけだったということですので、上記の無視してもかまわない部類に入るのかもしれませんが……。
しかし、キングの説は多少盛った言い方をしていて、おそらく人数の問題ではありません。作者が心外と感じる意見を軽視するなと警告しているのだと思います。

私はここ数年は本サイトの投稿室に作品を出していませんが、以前は20作以上投稿し、感想は200以上書いています。その経験上、

>信じられない暴言を吐かれました

>でも、それだからってここまで酷評されるとは思えませんでした。

と仰っているのが気になったのです。
批評する側、批評される側共に多くの経験をしましたが、作者がそういうふうに感じることって実は珍しくないんですね。
まったく予想しておらず、見当外れとしか思えない批評こそ、注意しておいた方がいいですよ。

乖離はデフォルトと認識してください。

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初めての方は初めまして。前回のスレッドを読んでくださった皆様はお久しぶりです。
今回は前回とは別のキャラクターに関しての質問です。
前回のスレッドで話した小説の読み切り外伝を書いて、同じ知人に見せたのですがまた主要キャラをケチョンケチョンにされました。
ちなみに今回も女性キャラです。

今回話題にさせてもらうキャラクターはアンジーと言いまして、一人で旅をしている女性剣士です。
キャラクターとしてはとても正義感が強い子です。
この外伝のオープニングは、彼女が子供を養えなくて苦しんでいる一家の事情を聞き、食料を分け与えるというものです。
その一家の父親から悪徳上司に理不尽な賃金待遇で働かされた挙句、ならず者を後任にされて追いだされたという話を聞くと彼女は怒り、一人でその悪徳上司のところへ向かいました。
それから後に主人公一向が来て、父親から一人で戦いに向かったアンジーを助けに行くよう頼まれた主人公は助けに行き、彼女と共闘して悪徳上司と部下のならず者を成敗します。
その後の流れは今回の話題と直接関係性がないことなので、省略しますが、最終的に一家の父親はもっときれいなところへ就職できたというオチになります。
(改めて書き出すと、なんかストーリーが初期の北斗の拳に似ていますね)

で、長ったらしく前置きしましたが、ここからが本題です。
このアンジーは誰にでも好かれるようなヒロインになれるように設定を組みました。
それで自信を持って出来上がった原稿を知人に持って行ったら、信じられない暴言を吐かれました。
『俺はお前の小説のキャラクターを好きになったことは一度もないが、この前のラスボスも含めてここまで気持ち悪いキャラを作るとは思わなかった』と、彼は言ったのです!!
何故気持ち悪かったかを聞いてみたら『頭の中が他人の事一色で生きるために最低限持つべき私利私欲を持っていない』『こいつの正義は偽善的すぎる』という風に言われました。
特に不満に感じたのは助けに行かないといけなくなったことで主人公達に、結果的に迷惑をかけたことらしいです。
でも、それだからってここまで酷評されるとは思えませんでした。

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